奈良 【奈良市】

ピアノ・声楽・ソルフェージュ

Ei Musica音楽教室

西浦まゆ美です。

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雨が降ったり凄まじく暑かったり天候が全く安定しませんね。
体調を崩される方も増えますので、しっかりストレッチして深く呼吸をして
関節から身体を動かすようにして体調と声を守って下さいね。

前回から引き続き…何か見た、んです。
ベルカント唱法と言う私が追い求めているものと全く違うもの
それを正当と言われるとちょっと…です。

そもそもベルカント唱法とは1600年代から第2次大戦頃までイタリアで伝統的に
継承されて来た自然で無理のない発声法なんです。
1800年代からフランス発祥の歌手ではない人たちによる理論から作り出された
近代発声とは似て非なるもので
マスケラに当てるだの、声を前に送るだの、響きを集めるだの、縦に口を開けるだの
舌の位置を固定するだの、子音に力を入れるだのetc...
この近代発声をベルカント唱法と混同して使っている方は困るんです。
求めるものは息の上でお喋りする(Parlare sul fiato)自然で無理がなく
筋肉に無理な負荷を掛けない、呼吸で肺全体を大きく使う
それによって明るく柔らかい声になり、豊かな声と表現力が生まれ
全身が楽器となり360度パノラマな響きを生み出す
非情に合理的な自然科学による発声法なんです。

 

 

スキーパ(Tito Schipa)の vocal excercies発声練習です。
これだけで1~10まであります。
関連動画の声も聴いてみて下さい。
舌や唇に余計な力を使わず口腔内が綺麗に開いているのが
発声練習の短いフレーズだけでもわかると思います。
 

正確には腹式呼吸も1600年代当初にはなかった概念だそうですからね。
ドイツで教えられていたSingenについてフースラー教授の孫弟子に当たる
先生から学生時代から長く教えを受けましたが
その時は徹底的に横隔膜呼吸についてトレーニングされました。
そのやり方はドイツ人、ゲルマン民族のしっかりしたフレームあってのもの
それで歌うと声帯が持たないなぁ…と感じたのでやめる事にしました。
この頃はちょうどオペラデビューの頃で作品も重厚だったので
それもありかなぁ?と思ったのですが
その次に待っていたドニゼッティのオペラに取り組んでいる時に
このやり方で歌うしんどさを感じたんですね。
そこから新たな学びをする機会をNYのサマークラスに行った時に
考えさせられてやり方を変えて行ったのですね。
長くやって来たやり方を変えて行くのはとても大変な作業でしたけれど
「尺蠖の屈めるは伸びんがため」と言われるように
「夜明けの前が一番暗い」と言われるように
やってもやっても出口の見えない時期は続きましたが
…実際にNYの先生の元ではCaro mio benからやり直しで
しかもレッスンの中で90分やっても(場合によってはそれ以上の時間も)
4小節しかレッスンの中で歌えなかった事もざらでしたから。
それでも辛抱強くそのやり方に慣れるまで身体感覚を養って行くと
明らかに声が伸びて声帯に掛かる負荷もどんどん減って
歌いやすくなって行くのが見えて来ました。

元の近代発声の癖が長く沁みついていたので大変でしたが
その頃に比べれば重い作品も軽い作品も(アジリタには改善の余地ありですが)
同じように音程の心配もなく歌えるようになって来ましたし
響きが明るく軽くなって表現の幅も広がって来たと思いますし
そのやり方で指導して来た生徒さんたちが結果を出してくれています。

声づくり講座でやって来た身体の使い方は
出来る限り小さな力(お線香の小さな炎のような力)で
支えていて息の道筋だけをしっかり見守る事を覚えて
道筋の上を上手なスケーターのように
波間を滑るように行く船のように息が進めば
その向こうには夜明けの明かりが待っていて
とても明るく朗らかな声があるのです。
目的はスピードのみです。

自分の持って生まれた美しい身体と声の特長を活かして
もう一度あの自然で豊かな声に戻って欲しい
私のやって来た様々な挫折の後にやって来た声
…まだまだ道半ばですが
この原因と道の作り方がゴールに自分で自分の声を導く
その方法を覚えて欲しいと願っています。

その事によって
響きが豊かに拡大する事。
音域にムラが無くなる事。(チェンジで声質が変わらない)
息の支えによってレガートに歌えるようになる事。
柔らかく表情豊かな音楽性に満ちた響きで歌う事。
確実性のある、和声的な音程で歌えるようになる事。
アジリタを均一な響きでリズムの通りに歌えるようになる事。
音楽全体が優雅なフレーズで包まれるようになる事。

このベルカント唱法の目的を目指しています。

あぁぁぁぁ、母音と子音の関係性についてもまだまだ語りたいのですが
長くなり過ぎたので一旦ここで。

パヴァロッティが、デヴィーアが大好きなんです。
今の師匠の歌い方が、亡くなられたNYの師匠の教えが大好きなんです。
それを継承して行くために教室を作りました。
一緒に学びたいと思って頂ければ幸いです。

歌って、やっぱり難しいけれど面白いです。
自分の身体がわかって行くプロセスは本当に楽しい。
さて、今度は何ができるだろうか?

 

最後までお読み下さいましてありがとうございました。

明日からもがんばってブログを更新するモチベーションが上がりました。 

 

 

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