K-BALLET COMPANYの「ドン・キホーテ」を観て来ました。
熊川哲也さんのバジルと言えば、もはや伝説と言う
ローザンヌ以来の当たり役です。
世界でもトップクラスのバジル役です。
そんなわけでチケット争奪も激しかったのですが…
どうにかチケットを確保できましたので、行けて良かった!!
これだけはどうしてもどうしても観たくて、
毎回行く度にアンケートでも要望し続けていたので本当に嬉しいです。

K-BALLETのバレエは毎回ツアーの度に観に行くのですが
とにかくわかりやすくて、観ていて面白い。
話の整合性が取れているのが特徴です。
そして男性ダンサーたちの層がとても厚いのです。
ですから舞台の迫力がとにかく凄いわけです。
その迫力が最大限に発揮される演目が「ドン・キ」なのです。

DVDなどでは繰り返し見ていたK-BALLETのドン・キでしたが
やはりライブで観るのは全然違いました。
作品としても凄く、個々のダンサーたちのレヴェルも高かったのですが
何よりもやはり熊川さんが凄すぎでした。
この方は羽でも生えているのだろうか?と思わせるような跳躍
身体全てが独楽なのではないか?と錯覚させるような回転
そして絶妙な演技力と、全てがバジルを踊るために生まれて来たのか?
と思わず錯覚するくらいの舞台でした。

わがままで生意気でうぬぼれな所までピッタリでした。
座長として全ての責任を負うのですから
失敗なんて有り得ないし、許されないのです。
主役を務めると言う事は、一つのパ、一つのジャンプを
神がかりの域にまで磨き上げる事なのです。
観客がそれを観ただけで泣けてしまうような
そんな奇跡を魅せてくれる事なのです。
そんな意味で今日の熊川さんは、まさに主役でした。

「それ」に触れると人は泣いたり笑ったりします。
目には見えない、数字では計れない価値が「感動」です。
感動を今日の舞台で熊川さんとK-Balletの舞台で頂きました。
夢を見る事ができるのが舞台です。
その瞬間にしかない儚いものですが、それを見る事ができる
その事こそが本当に幸せなのです。
一期一会なのですから。
そしてその舞台に来た全てのお客様にそんな夢を魅せる事ができる
そんな舞台人はどれほどまでに幸せなのでしょうか。
とてもとても幸せな気持ちのなれた事と同時に
人を幸せにする幸福も味わってみたいと思います。

明日からももっといい歌を歌う事ができるように
お客様と夢を分かち合えるようになるために
一日一日を大切に、日々にそして全ての人に感謝を忘れないように
明日も歌って行きたいと思います。


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