「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ。」 Byポルコ@紅の豚

HDDの整理をしていたら、何だか見入ってしまいました。
「紅の豚」カッコイイですね。
イタリア~な空気感もいいですね。

タイトルはアニメ談義ではなく…
宝塚受験生の事です。

歌を歌うと言う事は、全身をお客様に晒す事なんですね。
右側だけがお客様に対峙するピアニストや
背中で勝負する指揮者とも他の器楽奏者とも違う点です。

お客様に全身を晒す以上は格好良くなくてはいけません。
どのように?
宝塚名物燕尾服や、大きな羽を背負って大階段を下りるように…です。
あの大きな羽はトップ男役だと20kgにもなります。
それをヒールのついた靴を履いて大階段を歌いながら踊りながら
格好良く下りるのです。

つまり、配筋、腹筋、臀筋全てのバランスが良く
引き上げの力が必要になります。
そして肩甲骨を開いてやる事、下腹を引き締める事
これで横隔膜と胸が自由になります。

…どこかで聞いた姿勢だなぁ?

はい、そうです!
歌う時の基本姿勢がこれ!なわけです。

実際タカラジェンヌの方々の年間のステージをこなす数は
物凄いです。
しかもスター制度を引いていますので、基本シングルキャストで
トラブルが起こっても代役はいません。
と言う事は、トラブルのない発声でないと問題なのです。
あのステージ数を支えているのは、大階段での立ち姿
私はこれだと信じます。

と言う事で、毎年受験生たちには鏡に向かって立って貰って
自分の憧れのスターさんになったつもりで立ってもらいます。
その姿勢を維持したまま、格好いいままで歌う事
これこそがトレーニングだったりします。
正しく立つと程よい脱力と筋力で支える事の両方が必要です。
そしてそのように立つときちんと横隔膜を使って息が吐けます。


そんなわけで、毎日「カッコイイとはこう言う事さ」とばかりに
スターになったつもりのまま歌ってみませんか?


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