受験生の夏

8月に入って声楽講習会から帰って来ると今年も新しい事が！
今年も複数名の宝塚音楽学校の受験生のお世話をする事になりました。
毎年受験生の声楽レッスンを見ているのですが
その目の強さにはいつも私自身が引っ張られます。
あの受験については色々と言われてはいますが
それでも歌劇団や音楽学校が本当にちゃんと歌える
王道を勉強して来た受験生を渇望しているのは本当だと思います。
お仕事でおつきあいさせて頂いている
歌劇団で指導されている先生とも
よくこのようなお話をするのですが
受験改革と言われた期からこうして
課題曲のレヴェルが上がって来ているのだと思います。
公演を観に行ってもダンスのクオリティは確実に上がっていると思います。
基礎を重視しているからでしょうね。

声楽も過去の課題曲の傾向を見ても
ここ数年は基礎を重視しているのは明らかですね。
よほど恵まれた容姿を持った男役候補さんでない限り
きちんと歌えるようにしていかないとダメなのだと思います。
得に日本歌曲やイタリア古典歌曲など
朗々と響く声、正確な音程とリズム、明朗な発音
基礎に裏打ちされた表現力などが問われるのだと思います。

そんなわけで、今年もその目標点に向けて
X-Dayの３月に生徒さんたち全員が満足な笑顔になれるよう
身体と声の関係性など徹底的に洗い出して
導いて行ければと思います。

声楽と言うものも日々進化していますので
私も文献を読んだり、色々と勉強です。
ワークショップもその一環ですね。
勉強する気のない生徒さんは置いて行きますよ～



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