第11回開催終了時点の騎手リーディング表を貼付しました。


 

 ご覧いただくお分かりかと思いますが、けっこう順位の変動が激しいです。

 

 

その中でも盤石のトップ快走が、小嶺英喜騎手。

 

前年度にギリギリの争いを展開した藤尾育央騎手が精彩を欠くのとは対照的に、安定感が半端ない。

 

 

まだまだ開催は残っていますが、紛うことなき“小嶺時代”、それも黄金期の到来と言えるでしょう。





今日はポカポカしているので気持ち良さそうである。

第11回開催全競走成績を貼付しました。

 

 

【第11回開催まとめ】

・初目第2レースで落馬事故。黒川幹生騎手(負傷)、吉井勝宏騎手が落馬。荻田恭正騎手が失格・騎乗停止。

・2日目第9レースの第13回ヤングチャンピオンで末廣卓己騎手が重賞初制覇。

・開催リーディングは6勝に3人が並ぶ接戦。2着数の差で宮岡大宏騎手(7回)→田代専二騎手(6回)→小嶺英喜騎手(5回)の順に。

ちなみに、桑田規繁騎手は前半週0勝ながら後半週4勝の大活躍。後半週リーディング(そんなもんあるんかいな)獲得かと思いきや、小嶺騎手も後半週4勝。2着数を見ると小嶺騎手1回、桑田規騎手0回。惜しいッ!

 

① S57/12/11(土)

 

【 8R / 天候:曇 馬場:良 】 C1 1600m

1着 トシカゲ [牡6・55・藤尾育] 1.51.3

2着 ハツコウセカイ [牡6・55・藤井勝] (0.2)

3着 セイユウチカラ [牡6・55・宮岡大] (0.0)

 

【 9R / 天候:曇 馬場:良 】 B3 1600m

1着 サウンドビート [牡5・55・藤尾育] 1.51.5

2着 シユガキング [牡7・54・宮岡大] (0.0)

3着 ハイラアジアー [牡6・55・吉井昭] (0.4)

 

 

② S57/12/12(日)

 

【 8R / 天候:晴 馬場:良 】 B2 1600m

1着 ハードジユエル [牡5・55・番園一] 1.50.7

2着 セカンドアツプ [牡5・55・小嶺英] (0.0)

3着 ヒユウガヤマト [牡5・54・△鋤田誠] (0.6)

 

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 第13回ヤングチャンピオン [3歳] 1600m

1着 タイムアイニー [牝3・53・末廣卓] 1.52.7

2着 マグニカチドキ [牡3・54・藤尾育] (0.2)

3着 ビソウーパレード [牡3・54・那俄性哲] (0.6)

3着 タイムダイドウ [牡3・54・渡辺勝] (同着)

5着 オトワロツク [牡3・54・北野多] (0.2)

6着 ホクトキング [牡3・54・田代専] (0.0)
7着 ナンバホーク [牝3・53・藤井勝] (0.3)

8着 ヨシズキング [牡3・54・神原勝] (0.1)

9着 キングエトランゼ [牡3・54・小嶺英] (1.0)

 


③ S57/12/13(月)
 

【 7R / 天候:晴 馬場:良 】 広島県競馬振興会会長賞 [4歳] 1800m

1着 コウコクスター [牡4・54・渡辺勝] 1.51.1

2着 ニホンカイスイセイ [牝4・53・小嶺英] (0.0)

3着 モンフルローナ [牝4・53・那俄性哲] (1.0)

 

【 8R / 天候:晴 馬場:良 】 B1 1600m

1着 エルブアージユ [牡5・55・番園一] 1.50.3

2着 ホマレパワー [牡5・55・藤井勝] (0.2)

3着 ミヤマゴール [牡5・56・吉井昭] (0.5)

 

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 地方競馬全国協会会長賞 [3歳2組] 1400m

1着 ミサキオーザ [牡3・54・神原勝] 1.37.1

2着 サイカラツキー [牡3・54・吉井勝] (0.1)

3着 レクサム [牡3・54・番園一] (0.8)

 


④ S57/12/18(土)
【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 A3 1800m

1着 ヤングヤマチヨ [牡5・55・番園一] 2.03.4

2着 クニノパワー [牡6・55・吉井昭] (0.8)

3着 ガマスカレー [牡5・55・桒田晃] (0.3)

 


⑤ S57/12/19(日)

 

【 8R / 天候:晴 馬場:良 】 A2 1800m

1着 ミヤトラブアン [牡5・55・番園一] 2.02.9

2着 オーギタイコウ [牡8・54・吉井勝] (0.3)

3着 チヨウキユウホマレ [牡7・54・那俄性哲] (0.2)

 

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 第8回アラブ王冠 [4歳] 2250m

1着 アキノダイドウ [牡4・54・小嶺英] 2.38.5

2着 レデイースターボ [牝4・53・藤尾育] (0.6)

3着 テルホード [牡4・54・田代専] (0.0)
4着 トウスイヒカル [牡4・54・番園一] (0.0)

5着 ミハルモンテス [牡4・53・渡辺勝] (0.4)

6着 ミハルダイモンジ [牡4・54・宮岡大] (0.4)
7着 アイセイポール [牡4・54・藤井勝] (0.0)

8着 ハヤブサホープ [牝4・54・桑田忠] (0.6)

9着 ヒダカスピード [牡4・54・末廣卓] (1.4)
10着 エルトモ [牡4・54・神原勝] (0.7)

 


⑥ S57/12/20(月)

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 A1 1800m

1着 シユナイダエース [牡5・56・神原勝] 2.01.5

2着 マツノタケ [牡7・54・藤井勝] (0.3)

3着 ウインマロツト [牡8・54・北野多] (0.3)

 

 

 

 

 

前半週のメイン重賞は、当年デビュー馬No.1決定戦のヤングチャンピオン。


2年前のウインホープのように連戦連勝とはいきませんが、粗削りながらも勝つときのインパクト特大のマグニカチドキがここに駒を進めてきました。

鞍上も主戦の藤尾育央騎手に戻し、万全を期しての臨戦です。

また、ここまでの旧3歳戦線を引っ張ってきたビソウーパレードも定量戦に戻り、反撃態勢を整えて虎視眈々。

このほか、2組を勝っての参戦のタイムダイドウも、時計比較なら劣ってはおらず、秘めた一発に穴党ファンの期待も集まりました。


レース内容は不明ですが、おそらくマグニカチドキが気の悪さを見せてしまったのではないでしょうか。

暴走気味にかかって逃げたとか、直線でささって十分に追えなかったとか。


そんなマグニカチドキを最後に捉えたのは、牝馬のタイムアイニー。

3戦連続で乗っていた藤尾騎手がマグニカチドキを選び、またその前に騎乗していた岡山重男騎手は騎乗停止中だったため、テン乗りとなる末廣卓己騎手に白羽の矢が立ちました。

末廣騎手は見事、千載一遇の好機をモノにして重賞初制覇を成し遂げたのでした。



後半週のメイン、4歳三冠の最終戦・アラブ王冠は、戦前にまさかの事態が発生しました。

開催初日の第2レースで、有力馬の1頭のアキノダイドウに騎乗することになっていた黒川幹生騎手が落馬負傷し、以降を全て乗り替わることになったのです。

前開催終了時点でリーディング3位を快走し、アキノダイドウとは年初の若駒賞、3月の弥生賞の優勝を共にし、前哨戦のB1・B2でも息の合ったところを見せたコンビに暗雲が…。


しかし。

ここでリーディング1位・小嶺英喜騎手が空いているという、まさかの(?)展開が待っていました。


果たしてアキノダイドウは、黒川騎手の戦線離脱を埋めるにふさわしい相棒を得て、3馬身差の完勝で最後の一冠を手中に収めたのでした。



(第8回アラブ王冠・アキノダイドウ)




年明けの頂上決戦を控えてのA1には、前開催をスキップして疲労回復に努めたシユナイダエースが登場。

今回は神原勝志騎手とのコンビでしたが、これまでにも度々小嶺騎手と交替で騎乗しており、ここも勝利に導きました。

長距離が得意な馬としては、マツノタケが2着、マツノジヤガーが4着、ハクバヒーローが6着。

思い思いに前哨戦を終え、あとは本番を待つのみとなりました。

 

 

 

 

 

↓全競走成績はこちら

 

 

 

↓ 騎手リーディング(第11回開催終了時点)はこちら

 

 

 

 

 






テレビ見ながらずっと、藤本三郎ジョッキーを背にしたヨロズヤファミリーが福山競馬場を走るドラマが展開されると思ってたんだけど、最後までそんなシーンは無かった。