波瑠さんの次回出演作が公表になって、ずいぶん情報解禁までのインターバルが長かったので、正直ちょっとほっとした感じ。

おかげでブログ書くのもすごく久しぶり(笑)。

 

以前からネットでもリークされてたとおり、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠で「愛しい嘘~優しい闇~」に主演。主人公でアラサーの漫画家アシスタント・今井望緒(みお)役を演じる。(またまた、「みっちゃん」(笑)、今井って苗字は「あさが来た」以来)

 

ドラマの概要は、公式サイトによると「渦巻く≪嘘≫と≪闇≫、≪愛憎≫が引き起こす≪同級生“連続不審死”事件≫ 登場人物は全員嘘つき!? ― 最後の最後まで予測不能 ― 超高速展開で二転三転する本格ラブサスペンス」とのこと。

ということで、どうやら比較的純粋なエンターテインメント作品のよう。

波瑠さんのコメントにあるように、あまり経験がないという「ラブサスペンス」ということだけど、それはそれでこれまで観たことない波瑠さんのお芝居が観られるのはとても楽しみ。

今度はどんなキャラクターを演じてくれるのかな、って、実はもう原作も1巻だけ読んで、主人公は他人にはとても優しいのだけど、自分に自信がなく、引っ込み思案で大人しい性格。自分の気持ちをはっきりと表に出せずに、周囲の強いキャラに流されがちで典型的な巻き込まれ型キャラ。波瑠さんが過去に演じたキャラクターで言うと、「おかむす」の美月や「サバ婚」のさやかに近い感じかな。

 

そういう意味で言うと、林遣都とのコンビネーションは非常に期待大。おそらく林遣都演じるミステリアスな恋人(?)役の雨宮秀一に望緒が翻弄される形が多くなるんだろうな。

さらに、同級生も皆相当に表と裏があって、嘘と闇を抱えているので、インパクト強めのキャスティングと怪演の連続になりそう(笑)。

そうなると、こういう複雑なキャラクター群像との相互関係と化学反応こそ、波瑠さんのお芝居の真骨頂。揺れ動く主人公の心情と不安、恐れ、怯えが視聴者の心を捉え、ストーリーにどっぷり引き込まれるのは確実。

そして、おそらく、波瑠さんのことだから、そのお芝居が表現するものは、単なるサスペンスだけではない、エンタテインメントだけでは終わらない、何か深く印象に残る感動につながるはずだと思ってる。

まだ原作は読みかけだけど、主人公もただ追い詰められ、脅かされる被害者というだけでなく、いつか自分の自信、強さ、主体性を取り戻し、悪意や悲劇の根本に立ち向かい、逆襲していく、そんな姿を見せてくれるといいのだけど。

 

しかし、まあ、この金曜ナイトドラマという枠、これまで比較的マイナーでトリッキー、マニアックなドラマを自由にやれる枠ってイメージがあったけど、意外にテレ朝でも力を入れた作品になるのかもしれない。

でも、視聴率を気にしなくていい、ってのが最大のメリットなんだけどね(笑)。