波瑠さんが出演してなかったら絶対観ないジャンルのドラマだけど、第6話までですっかりはまってしまった。次回が早く観たくて、待ちきれない。
もともと刑事ドラマはまったくと言っていいほど観ない。相棒も踊る大捜査線もまったく観たことがない。まして、この手のホラーっぽい、沙粧妙子とかストロベリーナイトとか、はっきり言って大嫌いなドラマ(観てないけど)。
どうも刑事ドラマって、人間よりも事件とかストーリーとかに焦点があたって、ドラマとしては内容の薄いものばかりって印象なんだよね。
最近、唯一観たのは「刑事フォイル」かな。あれは、すごく良かったけど。
で、このONだけど、波瑠さん主演ということだったので、嫌いなジャンルのドラマだけど、果たして観てよいものか、放送開始前におそるおそる原作(第一作)を読んでみた。
感想としては、んー、グロいなあ、比奈子は可愛いけど、波瑠さんじゃなかったら観たくないな。なんか、この小説って、犯人であってほしくない人が犯人だったり、死なないだろうなって人が無残に殺されちゃったり、感情移入してる登場人物にじわじわ危険が迫ってきたり、ショッキングとかスリリングとかいう線を狙ってるのかな。比奈子の可愛さがなかったら、とても最後まで読む気はしない。第一作だけとりあえず読んだけど、続編は読む気がしなかった。
正直言って、ドラマが始まるまでは、波瑠さんの黒歴史にならないか、心配ばっかり。比奈子のキャラ設定も原作と大きく変えちゃって、大丈夫?
でも、実際にドラマが始まってみると、さすが波瑠さん、余計な心配を全部ふっとばして、これまでにないお芝居の素晴らしさ全開。サイコパスのヒロインに心が釘付けにされるって、どういうこと?まったく予想外のぞくぞくわくわく感。
これから比奈子がどうなっていくのか、ドラマの原動力はむしろそっち。事件の内容やストーリー、殺人描写のグロさは、むしろ付け足しと思えるような面白さ。
刑事ドラマやホラー系サスペンスとしては、果たしてこのドラマがどういう評価になるのか、さっぱり分からないし、そんなことはどうでもいいって感じ。
やっぱり、波瑠さんが出演すると、ドラマが別次元のものに変わるよなあ。
いつも思うけど、波瑠さんのお芝居を見ると、無性に心が揺さぶられる。
波瑠さん以外の比奈子は考えられないし、この比奈子以外のキャラ設定や演出も考えられない。サイコパス設定にして、比奈子中心の人間ドラマにしたのは正解。
それに、毎回のように、波瑠さんのどアップばんばん出てきて、この世のものとも思われない、ビジュアルの美しさには完全にやられっぱなしだし(笑)
これからのクライマックスとエンディングが本当に楽しみでしょうがない。