とうひがんぼう 傷口に当てる 綿のように 消毒液を吸い込んで 戻れない重さを 力なくたもちながら 這い上がるのは 無理みたい 無駄みたい 洗面台の鏡のむこうの 静まりかえった部屋のように 不思議な孤独と無機質さを 力なくたもちながら 這い上がるのは 諦めたい 止めにしたい なのに 冷たい風吹くこんな日も 36℃前後という 思ったより高い温度で生きる 仕方ない習性 我慢してみる 乗り越えてみる ダダこねてみる ジレンマ とうひがんぼう