お、いきなりどこ?



館山湾の入り口、

いつも鏡のように穏やかな海であることから

鏡ヶ浦と呼ばれる海を見下ろす那古寺です。



『養老元年(717年)この地を訪れた行基さんが、天皇の病気平癒を祈願して那古の海中から得た流木で、観世音菩薩像を刻したのが始まり(「千葉のお寺巡り」より)』だそうです。

坂東33所観音巡りの33番目で、結願の証も授与しているそうで。

そんな由緒あるお寺だったのね。

今まで素通りしていて失礼しました。


お寺の奥はハイキングコース。

館山湾と館山市が望めます。

今年も来れて良かった。



展望台には、

今話題の紫式部の供養塚と歌があったりして。


「めぐりあひてみしや、それともわかぬまに、雲隠れにし、夜はの月かな」


そばには泉式部の歌もあったりして。

「あらざらん、この世の他の思い出に、いまひとたびのあうこともがな」



ここで万葉の世界に浸れるとは、

高校時代以来かしら。半世紀以上ぶり!

なんと風流な。


人生は幾つになっても

ワクワクするような

新鮮な出会いがあふれています。


市内一のソテツの大樹。

根本の近くで12本に枝分かれしていて、

樹高6メートルだそうです。

樹齢は不明だそうですが、

嘉永7年(1854年)、力士の奉納とあるそうで、

長い年月、館山を見守ってきているのですね。


館山、まだまだみるところがいっぱい。

奥が深いです。

次も一緒に巡りましょう。


本日もご覧いただき

本当にありがとうございました。