さて。

どこでしょう?

あやめの襖絵にシャンデリア。

和と洋の絶妙な調和。


実はトイレ!です。

なんてステキなのでしょうか!

長居したくなりますね


茨城県稲敷市にある大杉神社。

24孝の彫刻があると言われて来てみたのですが、

その彫刻よりも先に発見した

美しいトイレに魅せられました。


24孝というのは、

中国に伝わる親孝行の物語24篇。

例えばこれ。

毎朝畑に行く親子がある日森の中で虎に遭遇します。

すると小さな子が勇敢にも虎に立ち向かって、

お父さんを食べないで、僕を食べてください、

と懇願します。

すると、獰猛な虎もその親孝行の心に打たれて退散したというお話。


江戸時代には読み書きや教養の教材として使われていたそうですが、

内容が極端で日本人の気質に合わないとか、明治になって敬うべきは親より天皇とかで消えてしまったそうです。福沢諭吉さんも批判的だったとか。


成田山新勝寺の釈迦堂の24孝はこんな感じ。

物語は別物ですが。


地味で、説明をしないと通り過ぎてしまいますが、

江戸末期の名工、島村俊表さんの素晴らしい彫刻です。なんでも田無神社に残る彫刻は全てが重要文化財になっているとか。

成田山新勝寺の釈迦堂も彫刻を含めて建物全部が重要文化財です。



大杉神社。天狗さんが祀られています。

願い天狗

叶え天狗。


いい感じ。

おまんじゅうとお守りを買いました。

本堂には龍神様もいて、

辰年の今年の参拝にはもってこい。


江戸の風情を残す、煌びやかな神社さんでした。

平日だったからなのか、

こんなに煌びやかな神社さんなのに

ひっそりと佇んでいるのが不思議。

それとも宣伝が行き届いていないのか。

おかげさまで静かな空気を楽しめました。


本日もおいでいただきましてありがとうございました。