今は、もう秋〜。
誰も、いない海。
と言いたいところですが、
ここも、
ここも、(夫婦岩、地元の人は右をすずめ岩と呼んでました)
五輪のサーフィン会場となったここも(釣ヶ先海岸)
だ〜れもいません。
超大型の台風14号の影響で人っ子一人いません。
吹きつける砂が痛い。
一宮海岸はこの日、
激しい白波が立っていました。
でも、波の伊八さんは
この荒海の波を愛したのでしょう。
飯綱寺にある「波と飛龍」
龍に羽が生えて、荒波の上を飛んでいます。
砕け落ちる寸前の波の先が、
200年以上経っても、
まるで生き物のような迫力です。
波の伊八は仕事の依頼を受けると何日も
寺の馬を借りては海を巡り、
崩れる横波を観察して、
あの葛飾北斎が惚れ込んだ波の裏側を
このように彫り上げたそうです。
伊八の最高傑作と言われる
「天狗と牛若丸」の彫刻。
波の伊八45歳の作品です。
なぜ牛若丸?
源義経がまだ牛若丸だった頃、
京都の鞍馬山で
大天狗から武術を学んでいたのですが、
その大天狗から
「奥州に向かうなら、ワシの知り合いのいる上総の国の飯綱寺を訪ねると良い」と言われ、
伊豆から船でたどり着いたそうな
(飯綱寺案内文より)
別名天狗の寺、
慈覚大師開山。天台宗、ご本尊は飯綱大権現。
どっしりとした仁王門