いえ、別にね、ラベンダーヒルの広報担当ではないんですけどね。



面白いのでもう少しお付き合いくださいな。



増子さんはご自分の仕事を愛してやまないそうで、



長年ベッドに命をかけてきたのだそうです。



「私はね、ベッドに命をかけているんですよ。



でもね、昨年ビルを建てたものだから、



今はベッドに命がかかっているんですけどね。」



と、ニカっと笑いました。



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命がかかっていようと、命をかけていようと、



増子さんの真摯な気持ちは伝わります。



あれにしようかこれにしようか散々迷い、



寝てみたり座ってみたり、押してみたり、持ち上げてみたり、



にぎやかなやりとりをしているうちに、



気がついたらあっという間の1時間半。いや2時間だったかな。



店舗から駅までの道のりを女二人で笑い転げながら、



店の命は、増子さんの人柄にかかってるねという結論で終わりました。



「命をかける」か。  



いいですね。ひさびさに聞きました。その言葉。潔いです。



そのくらいのこと、私も言ってみたいものですが、



現実にはなかなか。





ちなみに、私の一番の条件は「軽いこと!」



小柄なので、人の手を借りるもの、めんどくさくなるものはNGです。



高級なものは必要になったときでいいんです。とにかくスタートすることだから。



ベッド(正式にはテーブルというそうですが)、タオル、ペーパーなど



必要なもの一式含めてしめて45000円でした。



ね、ちょっと安心価格。浮いたお金でランチができそうです。