突然ですが、松島に行ってまいりました。
快晴の松島湾。
離れて暮らしている、いとこの女ばかりが集まりました。
年齢はいっていても、れっきとした女子会です(笑)。
親戚関係というものは、生れたときに出来ていたものなので、
子供の時はなんら新しいものではなく、
青春時代にいたっては自分で築く関係の方が魅力的で、
むしろ離れて行ったものですが、この年になると、
自分の基礎を築いたのは紛れもなく、自分をとりまいていた身近な人たち、
そして、自分の体内を流れる血であることに立ちかえりびっくりさせられます。
田舎の墓に刻まれた文字が、文政だか安なんとかだとかいう年代なのを見て、
その時代のその御先祖さまからの血を1滴、それぞれが共有していることに、
不思議な連帯感を覚えるようになりました。
瑞巌寺。伊達政宗が朝鮮出兵の際に持ち帰ったという臥龍梅。樹齢400年。
400年静かにその場にずっと生き続けているのです!
伊達政宗公も、その間のいろいろな人たちも同じ梅を見ているのです。
ひえ~~~~~。
その木に比べ、人間の命のなんと短いこと!
人間の歴史のなんと短いこと!
どう生きようと、人間の命なんてあっという間です。
命ある今、まだ遅くはないでしょう。
壮大な歴史の中に自分がいること、
人間の歴史だけでなく、地球の歴史の一部として、
一瞬を生き抜く自然の1分子として、この世に生があることを楽しんでみましょう。
もともとあるつながりも、築いたつながりも大事にしてね。
なんだか、瑞巌寺とか、松島の美しさとかに触れて、すごく哲学的になってしまいました。
すぐ感化される私。
でも、植物も自分も同じ地球の分子であるから助け合えると確信する次第です。
円通院、紅葉の石庭です。 素晴らしかったです。