ネコには温度が見えるのではないかと思う時があります。
いえ、絶対に見えているか、聞こえるのではないかと思います。
毛布に長時間くるまっていても、ストーブや電気座布団をつけただけで
ムックと起き上がってやってきます。
また、スイッチを入れるとまもなくその上に座ります。
家中の温かいところを知っています。
ネコにはどのように見え、どのように聞こえているのでしょう。
そう考えていたら止まらなくなりました。
私たちはなんでも見えると思っているし、見えるものは信じられると思っていますが、
実は見えない物の方が多いのです。
1ミクロンの物や、不透明なものの中、1万光年も遠いものが見えないということは、
自然界のほとんどが見えていないのですよね。
そういえば、温度も機械を通せば見えるわけですから、
予感させたり、遠くからみられているのを意識させる視線なども、
しかるべき装置を通せば見えるようになるのかもしれません。
なんとなく感じる人の雰囲気や心の動きにも
本当は見えるような何かがあるのかもしれません。
ちなみに、ネコはこちらの心が動いたと同時に察知して動きますし(笑)。
見えない方がいいものもいっぱいあるでしょうが、
見えなくても明らかにそこに存在するのですから、
見えるものをしっかり見ると同時に、
見えないものを見る感覚を研ぎ澄ますことは本当に大事だと思われます。
「星の王子様」に出てきたあのキツネのようにね。
「想像力がないと自分の限界を超えられない。」
あの日友人が教えてくれた言葉です。
限界を超えるのは想像の力。
そういえばネコのジャンプはいつも限界を超える迫力がありましたっけ。
ネコをみながらボーっとするのもいいのかなあと思ったというお話です。