裸子植物で、中国原産。雌雄があり、生きた化石と呼ばれている樹木。
樹齢1000年以上もするイチョウもあるそうです。
ちなみに、長崎県対馬市琴(きん)にある「琴のイチョウ」は1500年前に百済から伝えられたといわれているとか。
また、日本一といわれるイチョウの巨樹は青森県深浦町の「北金が沢のイチョウ」で、樹高40メートル、幹周22メートルだそうです。
すごい…。
まあ!生きた化石とすぐ隣にいられるとは幸せなことです。
雌の木は実の重みで枝が垂れ下がるのだそうです。
誰が植えたのか、まさにこれはぐるっと雌の木。
雄の木は上にすっと伸びて姿がいいそうです。
神宮外苑のイチョウ並木は雄なんですね。
晩秋に恋人達が語り合う時、あの匂いがしたら雰囲気は台無し。
考えただけでもおかしいです。
また、ハーブの観点で言うと、イチョウはとてもパワフル。
イチョウ特有の成分、フラボノイド配糖体、バイフラボンなどが、脳の血管を保護し、血液循環を促進するため、細胞や各組織にしっかりと酸素と栄養が届けられ、血行不良に起因する諸症状を改善します。
アルツハイマー型や脳血管型の認知症に用いられ、耳鳴り、めまい、網膜症や糖尿病の合併症の予防にも活用されるというすぐれもの。
さらにギンコライドは花粉症やアトピー、喘息などのアレルギー症状の発生を抑制するそうです。
ドイツなどヨーロッパではイチョウ葉エキスはすでに医薬品として認可されているとか。
でも!だからと言って、
葉っぱはそのまま飲んではいけません。
ギンコール酸という成分が、強いアレルギーを引き起こすので、
それを取り除いたサプリメントで摂取するのが安全です。
また、ギンナンには葉っぱに含まれるフラボノイドや他の成分はほとんどなく、
その代わり、消化しにくいたんぱく質が含まれるので、中毒を起こしやすく、
こちらも長期摂取、大量摂取は控えることが大事です
医薬品との相互作用も指摘されていますので、御注意を。
長くなりました。以上、簡単ですがイチョウ講座でした。