きょう6月23日(木)は、沖縄慰霊の日。いつもの投稿に比べてディープかもしれないけれど、大好きな島の名物おじぃから預かった、“大事な伝言”をブログでもシェアさせてください。
今回の石垣ステイは、懐かしい再会の連続。そんな再会のひとつが、お姉さんといっしょに食堂をやっている“トニーさん”。
以前、偶然お店に行ったのをきっかけに、何度かお邪魔するようになって。漁師として世界中の海を渡っていたころの話や、食堂に来た著名人たちとのエピソードをマシンガントークで教えてくれる、島ではちょっとした有名人。
わたしの名前をしょっちゅう間違えるし、とことんマイペースだけれど、会えば底抜けに元気をもらえる、どこまでも愛情深くてチャーミングなおじぃなんです。このときは、お土産をほとんど買えなくなるほどの自家製もずくを大量に持たせてくれました。これも、愛だね。
そんな今回は、お友達からのお誘いで、ふたりのお家でゆんたく(沖縄の方言で「井戸端会議」のようなニュアンス)することになって。そのなかで、八重山諸島の海(尖閣諸島)に関する真面目なトピックもたくさん聞かせてくれたの(ビールをたくさん注いでくれて、すっかり眠そうな表情だけれど元気です)。
じつはトニーさんは、自衛隊や防衛省から何度も感謝状を授与されているほど、尖閣諸島や国を守ることの大切さを若い世代へと伝える活動を精力的にされていて。
これまでも、お店に来るたびにたくさん聞かせてくれては、「ちゃんとネットに流した?」と確認されていたの。ただ、聞かせてくれたことを、いつもどう伝えるべきか分からなくて。もうずっと、何度も書いては消して……をくり返してしまっていたの。
それでも、ニュースで見る巡視船を幾度となく見たり、縁あって地元の方の話を聞かせていただいたり。楽しいのはもちろんだけれど、わたしが今いるこの場所は、“最前線”であることを来るたびに痛感させられていて。
画像は、トニーさんが地元紙「八重山日報」へ寄稿したもの。わたしに出来ることはあまりにも少ないけれど、まずはトニーさん本人の言葉を、そのままシェアすることなら出来ると思って。東京はもちろん、沖縄のローカルニュースでもあまり深く取り上げられないトピックだからこそ、何かを考えるきっかけになれば幸いです。
そんな今日は、沖縄戦慰霊の日。
意図せずこのタイミングでの更新になったけれど、これからも変わらずに、大好きな場所が美しいままであり続けますように。