更新が滞りがちになってしまっていますが、決して飽きてしまったわけではなく。こういう時期こそいちばん仕事をしたり、プライベートの時間を楽しんだりして過ごしています。

 

 

そんななか、さいきんは読書をする時間をとくに意識して取るようにしていて。(いちおう文学部出身だけれど)むかしからエッセイ、ビジネス書、実用書のような事実に基づいた話のほうが頭に入ってくるタイプ。

 

 

 

けれど、数年前だったかな?よしもとばななさんの作品を学生時代ぶりに読んでから、小説を読む頻度がぐっと上がった。中でも『なんくるない』は、沖縄に行くときに必ず持っていくほど、島との縁をふたたび繋いでくれるきっかけになったバイブル。

 

 

その作品を読んでいるあいだは、主人公の人生をじぶんも疑似体験することで“現実逃避”ができちゃう。そして同時に、人の心の動きや想いを通じて、自分自身や身の回りの人を重ねるたのしさや気づきもあって。

 

 

 

すると、小説に出てきたことばに励まされたり、だれかとの会話でも「この人は、どんな気持ちなんだろう?」という想像力をさらに張り巡らせるようになったことに、ふと気がついて。

 

 

できる限りたくさんの表現、できる限りたくさんの人生を“覗き見”しておく。こうしていくうちに、自分の経験だけでは得られないものが、文章を通じて内なる力へと変換していける

 

その内なる力たちこそが、相手の立場や思いを汲みとろうとする想像力に繋がっていくんじゃないかな。そんな面白さを噛みしめながら、きょうもページをまたひとつめくっています。

 

 

 

 

 

Live with LOVE, Connie