きのう6月23日は、沖縄戦慰霊の日。

この数日間は、ローカルの放送局でも絶えず沖縄戦に関する特集が放送されていたり、朝から平和を願う鐘の音が幾度となく聞こえてきたり。

 

 

小学生ぐらいの子からお年寄りの方まで、老若男女問わずさまざまな方が、それぞれの想いを胸に祈りを捧げる姿がとても印象的で。

 

これまでテレビで見ていた光景を目の当たりにして、この地に住む人にとって深く根付いていることをつよく実感しながら、わたしもしずかに祈りを捧げてきました。

 

 

こんなふうに、石垣島と行ったり来たりをくり返すようになってつよく感じるのは、「本当のところ」はテレビやSNSだけではわからないことばかりだということ。

 

 

じぶんの目で実際に見て、耳で聞いて、触れてみて。

 

そうすることで、見えてくるもの・ことの多さに、感動を覚えることもあれば、とてつもない衝撃を受けることもある。

 

日常の延長線上にこの島が入ってきたことで、こころがゆったりするどころか、感情のバロメーターがなんだかすごく忙しい。でもね、そのくらい日々さまざまな発見や気づきにあふれてる。

 

 

たとえば、ニュースで報道されている石垣市内のようすも、実際はかなりのギャップがあって。あとは、ふだんキャッチしている情報源がどこかによっても、印象が変わる気がする。

 

けれど、「この場所にお邪魔させていただいている」という感覚を忘れずにいれば、八重山の方々はほんとうに温かい。どのくらい温かいかというと、うつわを見せてもらいたくてアトリエを紹介してもらったら、手みやげに島バナナをいただいちゃうくらいぽかっぽか。

 

島バナナは、むっちりとした食感と爽やかな甘さがめちゃくちゃ美味しくて。ありがとうございます!

 

 

わたしたち訪れる側にとっては、非日常を味わいたい人が多いのもたしか。けれど訪れた先には、その土地に暮らす人々の日常が存在していて、その土地ならではのルールや慣習もある

 

沖縄には、それらが色濃く残っていて、暮らしのなかにとけ込んでいることがとくに多い気がする。

 

 

この土地に住むからこそ感じる大変さもあるけれど、美しい自然や伝統を大切に受け継ごうとする姿勢に、わたしは惹かれつづけているんだと思う。だからこそ、どんなときにもこの土地そしてそこで出会うすべての人へのリスペクトは忘れずに。

 

それはきっと、沖縄に限らず全国、いや全世界どんな場所に訪れるときにでも共通して言えること。

 

必要以上に騒いだりハメを外したりすることが目的でないのであれば、実際に訪れてみて「本当のところ」を自分自身で確かめてみる姿勢をもつことも、ときには大切なんじゃないかな。

 

 

沖縄のキラキラした話を期待して読んでくれた方、まじめな話でごめんなさい。けれど、この場所にいると気づかされることばかりで。それらをログとして残すためにも、ここに綴っていこうと思っています。

 

Live with LOVE, Connie