むかしから海を眺めることも、ただぼーっと泳ぐこともだいすき。けれど、シュノーケリングにはじめてトライしたときに、今まで知らなかった「あたらしい景色」に出会えたことにすごく感動してしまって。

 

都内に住んでいるのでしょっちゅう行けるわけではないけれど、海で泳ぐたびに身体全体で大切なことを教えてもらっている気がする。

 

 

無理に進もうとせずに波に身をまかせる。

水の流れに、あえて流されてみる。

 

すると、必死に向かっていたときには見つけられなかったような「美しい場所」が突然、目の前に現われることもある。

 

 

 

 

「あっちに綺麗な魚がいるかもしれない」

「もっと遠くへ、もっと深くまで泳いでみよう」

 

シュノーケリングを始めたころは、自分なりに目標みたいなのを無意識のうちにつくっていて、それが達成できたかどうかで満足度がちがっていた気がする。

 

もちろん、そうやって目的や目標をつくって泳ぐのはすごく爽快で気持ちがいい。でも、波に逆らうようにしてまで無理に進もうとすると、かえってうまく泳げないこともあって。

 

 

 

けれど、回数を重ねていくうちに、その考えかたがすこしずつだけれど確実に変わったきた。

 

これまでのわたしは、何事も目標やゴールがあるからこそ頑張れていたところがあるし、そんな「目標に向かって信念をもってがんばる自分」にプライオリティを置いていて。だから、立ち止まることに、心のどこかでポジティブな考えを持てていなかった。

 

 

 

けれどときには、目的や目標なんて気にせずに、ペースをゆっくりと落としたり、立ち止まったりする。

 

その心地よさを全身で感じられたときに、これまで立ち止まることに後ろめたさを感じていた自分に、思わずびっくりしちゃった。なんてtoxicなマインドを持っていたんだろうって。

 

 

世界中でもこれまでとはちがう変化が起こりつづけていて、わたし個人も「この状況をどうにかしなきゃ、新しい目標を見つけて強くならなくちゃ」と、さまざまな感情と葛藤しつづけている。

 

けれどいま、与えられている状況や時間って、停滞ではなくて新しいステージへに立つための「準備期間」。だからいまは、無理をせずに自分を徹底的にいたわってあげよう。そう思ってる。

 

海で感じた感覚のように、目に見えない大きな流れが連れてってくれる場所、見せてくれるあたらしい景色をたのしんでいけたらいいな。

 

その先に、また新たな「うつくしい場所」が待っていることを信じて。

 

Live with LOVE, Connie