来年韓国で平昌冬季オリンピックが始まります。
私は様々な種目のなかでも、フィギアスケートが大好きです。
フィギュアスケートの選手は、スポーツというよりは芸術家に属しているように思います。
 
音楽とスケートでの踊りのマッチング、絵に描いたような瞬間・瞬間の美しさ!
この世のものと思われない感動の連続!
オリンピックで金メダルをとるまでは、きっと自分との戦いの連続だったと思います。
どれくらい練習をすれば、あのような演技が出来るのでしょうか?

そこでふと湧いた単純な疑問。
「ピアニスト」とよばれている方々の練習はどのくらいでしょうか?

これは人によって違うと思いますが、
1日八時間という方もいれば、1日五時間という方も、いろいろです。

しかしながら、やはりフィギュアスケーターのように、血のにじむような大変な練習量だと思います。

生徒さんがお家でのピアノの練習は、どれだけしたら良いですか?

たまにこのような質問を、保護者の方や生徒さんから受けます。
 
私は逆に質問する事があります。
 
「どれくらいしたら良いと思いますか?」と。

すると、「小学1年生だから、30分くらい?!」
「学校の宿題が沢山あるから、15分」
「発表会・コンクールを頑張りたいから、3時間くらい‼」様々な答えが返ってきます。
 
年齢に応じた練習とだということでは、どれも間違いではないのだと思います。

 
でも私は「時間」より「目標」を意識して練習してほしいといつも思います。
 
時間にしてしまうと、だらだら弾いても「はい、時間がきたから練習や~め~た!」とか、
「弾けないけど、時間がきたから終わる」とか、、
これでは何を目標にピアノに取り組んでいるか全くわからなくなってしまいます。

 
みなさんがピアノを習い始めたきっかけは、「ピアノが弾けるようになりたい!」
「名曲をサラサラかっこよく弾きたい!」
「ピアノが大好き」など思いはいろいろでしたね。

まず、これを見失わないようにして下さい。
時間ではなく、集中してピアノの練習をしましょうね(笑)
でも、お指は沢山弾いたほうが鍛えられますよ!