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２０２４年NHK大河ドラマを観ての
搾取子のツブヤキです
紫式部が源倫子の代わりに
五節の舞に出たというのは
もちろんフィクション
でもこんな素敵な美しい映像で
楽しませてもらえるなんて
優雅で綺麗でした
もうちょっと長く見たかった
僧正遍照（そうじょうへんじょう）の
気持がわかりますね
天に帰らないで天女様～と
お願いしたくなる気持がね
僧正遍照の百人一首の歌は
五節の舞を見て詠んだもの
天津風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ
乙女の姿 しばしとどめむ
「僧正」ですからお坊さんですが
まだ出家してない時に詠んだ歌です
「遍昭は乙女になんの用がある」という
江戸時代の川柳がありますが
まだお坊さんじゃなかったから
美女を愛でても良いのです
このドラマ、円融帝が退位して
花山帝（演じるのは本郷奏多さん・
30代なのに17歳即位のかなり個性的な
帝を見事に演じて
すごいですね）の
御代になり
寛和（かんな）の変と
長徳の変が
今後の重要事件になるのが
目に見えていますね
寛和の変（９８６）花山天皇退位・出家
長徳の変（９９５）花山法皇襲撃される
花山帝が寛和の変で
ご出家されたお寺・元慶寺
（がんけいじ）は、なんと
藤原高子の発願で遍照が開いた
お寺なのです
竜宮造りで唐風の山門
遍照が開いたお寺なので
「天津風～」の歌碑が境内に
（遍照の子・素性法師の歌碑も）
平地にある小さくて
静かなお寺です
昔は山の上にあったのが平地に移転
アドレス：京都市山科区北花山河原町13
僧正遍照の百人一首・入集歌
僧正遍照の子・素性法師の入集歌
今こむと いひしばかりに長月の
有明のつきを 待ちいでつるかな
藤原高子は清和帝即位時（858)
大嘗祭（だいじょうさい）の
五節の舞に出演
その時在原業平に見初められたと
言われているのです
しかし
この出演は「のちのち入内予定」
という意味合いだったらしいです
業平と高子
出会いの時にはすでに
悲恋が決定していたのですね
この時清和帝７歳で高子は１８歳
いずれ入内とは言っても
何年待てば可能でしょう
最終的に高子は入内しましたが
その時には２５歳になっており、しかも
従姉妹の多美子が先に入内完了
していたのです
どうしてこんな年の差結婚を
させるのでしょうか
それはやっぱり帝より年上の女性を
入内させて帝のそばに置いた方が
年下の娘を置くより
帝を操作しやすいから
ではないでしょうか
妃であるだけでなく
頼れる母や姉のような存在に
すればいいのです
娘を通して、まだ若い帝を
意のままに操り
娘に男子を産ませ、その子を新帝にし
新帝にもまた、国母（こくも）である
娘に口を出させ操るのです
すごいなー頭イイ親だね
でも操り人形になって利用され
自分のみならず
夫も子供も実家の都合で利用される
そんな人生、入内した娘は幸せかな
自分の家庭を大切にしたい
というのは生物として
当たり前のこと
じゃないですか
なんで嫁に出した後まで娘を
手駒として利用できる
と思ってんのしかも
夫（帝）との仲を裂いて
さらに利用しやすく
それが親の考えること
娘が夫や子供と幸せに生きてゆける
ことを祈るのが親じゃないのか
どこまで自分＆愛玩子（道隆）が
カワイイんですかね
今回詮子（あきこ）が兼家に直接
ブチ切れてましたけど（拍手
）
毒親に切れて怒鳴るなんてことも
優しさゆえにまったくできず
耐えて耐えて耐え忍んで
病気になり死んでいった女子が
歴史の見えない部分に
あまた存在するのでしょうね
毒親・毒兄弟のせいで
毒親は搾取子の健康も破壊します
搾取子の配偶者や子にまで被害を
及ぼすことがあるので注意
娘になかなか婿を取らない源雅信
（演じるのは益岡徹さん）
やっぱり娘・倫子（ともこ）の入内を
狙ってのたかと思わせる場面が
ありました
でも倫子には倫子の幸せを
優先に考え守ってくれる
母（穆子・むつこ）がいるのですね
優しそうな石野真子さんが
ぴったり
一方第２回ではまだ赤ちゃんだった
定子姫の母の方は。。。
前回、幼児になった定子姫が
転んだ場面で
「何にも動じない強い心を
養わなければ帝の后（みかどの
きさき）にはなれません」
（誰もなりたいなんて言ってないじゃん）
「転んで泣いているようでは
帝の后（みかどのきさき）は
つとまりませんよ」
（第３回）
いや詮子の前でそのセリフを
平気で吐ける無神経さこそ
この先で愛玩子ファミリーが
生き残れない原因に
なりそうなんですが
出世のために道隆が踏み台にし
踏みつけ犠牲にしている詮子の前で
詮子のおかげで成り立ってる
栄華を享受し・愛する夫と可愛い
子供達と優雅にお暮らしの道隆妻が
偉そ～にイラン事を言う
これは今の言葉で言えば
「フラグ」
今日は五節の舞をTVで見れて
それも固まってない素敵な髪型の
優美なお姿で見れて
本当に良い日でした
お読みいただきありがとう
ございました