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今回は源氏物語関連で

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テーマがバラバラですみません

m。。m

 

新年あけまして

おめでとうございます

紫式部のドラマが始まるので

毎週、紫式部関連の

百人一首・入集歌を
挙げています

門松 鏡餅 門松 鏡餅 門松

 

赤染衛門
 
やすらはで寝なましものを小夜ふけて
かたぶくまでの月を見しかな

上の歌は、約束したのに来ない

恋人・藤原道隆を待ちわびて

眠れぬ夜を過ごした

(または妹)の思いを

赤染衛門が代詠した歌ピンク音符

道隆は道長の兄です

 

道隆は自分の娘・定子を

一条天皇に入内させますが

この定子は、道隆と高階貴子

(=儀同三司母・ぎどうさんしのはは)

との間に生まれた女子です

 

つまり道隆は赤染衛門の姉

(または妹)とは破局・お別れし

のちに高階貴子(儀同三司母)

正妻にしたという事でしょう

高階貴子(=儀同三司母)

百人一首入集歌は下矢印

 

忘れじの行末までは難(かた)ければ

今日をかぎりの命ともがな

「死ぬのなら永遠の愛を約束されて

幸せな今の内に死んでしまいたい」

貴公子に選ばれた女性が

最も幸せな時に詠んだ歌ハート

彼女を正妻にした道隆は

病気にさえならなければ

道長の立場まじかるクラウンにあった人なのです

しかし道隆は病(糖尿病)のため

43歳で没し、色々大変な事になり

娘の定子も落飾

(女性は坊主でなく切り髪に

することが多かったようです)

毒親でない正常な親にとって

中宮という地位にまで上った娘が

絶望の淵に転落し

まだ19歳の若さで

髪を下ろすのを見るのは

自分が死ぬよりも

辛い事だったでしょう

 

高階貴子(儀同三司母)

娘が落飾した年、後ろ盾もなく

危険な立場にある子供達の事を

心配しながら病死したそうです

一方

赤染衛門の姉(または妹)

その後どうなったのでしょうか

それはわかりませんが。。。

赤染衛門自身は夫の学者

・大江匡衡(おおえのまさひら)

と、おしどり夫婦で幸せな

結婚生活だったようですハート

ちなみに百人一首73番の

権中納言匡房(まさふさ)は

赤染衛門のひ孫おやすみ

(または妹)もその後

賢い赤染衛門のアドバイスを

得て幸せな結婚をしていた

かもしれませんねハート

最初に挙げた赤染衛門の歌が

詠まれた時期に

望まれたであろう

道隆の妻というコースは

最初は良くても後々辛苦が

待ち受ける道だったのです

泣くうさぎお月様泣くうさぎお月様泣くうさぎ

 

赤染衛門は道長の正妻・倫子に

仕える女房でした

娘・彰子にも仕えたので

彰子付の女房である

紫式部・和泉式部・伊勢大輔

らと同僚になります

百人一首の順番では

中宮彰子サロンの女房が

次のように並んでいます

 

56和泉式部 57紫式部 58大弐三位

59赤染衛門 60小式部内侍61伊勢大輔

 

大弐三位は紫式部の娘

小式部内侍は和泉式部の娘

ともに母と同じく彰子付の

女房として出仕しました

そして彰子サロンメンバーの後

62番に

中宮定子サロンの中心人物

清少納言が置かれているのです

定子亡き後、清少納言も

宮仕えを辞して

去って行きました

 

どの道が幸せへの道なのかは

時が経たなければ

誰にも分からないなぁと

赤染衛門と高階貴子の歌を

並べてみると

しみじみ思います。。。

冒頭の歌の夜、道隆に

約束をすっぽかされたのは

幸運だったのかも

しれないのです三日月

 

エレガントで頭の切れるベテラン

女房・赤染衛門が第2巻に登場

ほんとに楽しいマンガで

新刊が待ち遠しいです下矢印

 

 

新刊(4巻)発売予定は2024年2月末ピンクハート