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m。。m
中納言朝忠
逢ふ事の絶えてしなくば なかなかに
人をも身をも恨みざらまし
題詠ですが
上手いですよね
この方は兼輔と同じく三十六歌仙に
入っていますし勅撰和歌集にも
多くの歌が入集しています
中納言朝忠は③三条右大臣の
御子息なのです
つまり藤原北家・勧修寺流の人
醍醐帝の生母・藤原胤子(たねこ・朝忠の
父・定方の姉または妹)の為に開かれた
お寺・勧修寺(かじゅうじ)の観音堂
お堂の前の池は蓮の名所
そして道長の正妻・倫子(ともこ/
りんし)は中納言朝忠の孫娘
ですから道長の正妻・倫子
は紫式部と遠縁関係
になります
このご縁もあって紫式部は
道長と倫子の娘・彰子(あきこ/
しょうし)の家庭教師に
決まったのでは
と考えられているようです
倫子は后がねの女子として
大切に育てられ
一条帝に入内の可能性が
あったそうですが
倫子の母である穆子
(むつこ/あつこ/ぼくし
=朝忠の娘)が
「16歳も年下の帝に
嫁がせるより
2歳年下の道長の方が良い」
と道長を推したそうです
9世紀に
9歳も年下の清和帝
(しかも先に入内した藤原出身の
別の妃が既に存在)に
25歳という年齢で
入内させられた藤原高子には
高子の幸せを最優先に考える人が
いなかったように見えますが
※高子は基経の同母妹
基経は伯父の養子になってますが
同時に高子も養女になって
いたのかもしれません
コミック『応天の門』7巻の表紙は
先に入内した藤原多美子と、高子
倫子の母・穆子(むつこ)は
帝の外戚となり一族の力が
増す事よりも
娘の幸せの方を大切に
考えたのかなと思います
「一族の繁栄の為には娘の
犠牲が必要」という
毒親思考が穆子(むつこ)には
無かったのでしょうね
結果道長は意外にも
大出世
倫子の産んだ道長の娘・彰子が
8歳年上の一条帝に
入内して男子を産み
国母に
一条帝と彰子は最期まで
仲睦まじかったそうです
倫子は2男4女・20人を越える孫
に恵まれ
90歳まで長生きしたそうです
女子を犠牲にして男子を・一族を
幸せに金持ちに
女子は家の犠牲になってトーゼン
父や兄弟の出世や財産
の為に娘や姉妹をシンドイ目に
あわせて何が悪い
(こういう考えのヒト今では
珍しいですよね
罪悪感もなく平気で。。。
化石にでもなればいいのに)
ではなく
娘も一族も
共に幸せに
なれる道を探した
穆子(むつこ)の考え方が
良かったのではないでしょうか
ドラマでは石野真子さんが
朝忠の娘で倫子の母・穆子(むつこ)
を演じるそうです
貴族ならば娘は政治の道具
おのれの利益の為に平気で娘に
難しい結婚(年の差婚や、激しい
競争が予想される結婚等)を
強制するような毒親ぞろい
時代的に毒親であるのが普通かと
思っていましたが
倫子の母・穆子(むつこ)は
ひょっとして
「娘の幸せを願う
思慮深い母」
として描かれるのかなと
今から楽しみです