関西の古い町に居住しております。
昨日は目覚めると雪景色でした
今回は８３歳の老父シュージージ(現在特養
で暮らしています）に関する事です
シルバーワールドにご興味のない方は
どうぞここまでに
年末の汚部屋片づけの際に、下のような
プリントが取ってあるのを発見しました。
「学校支援ボランティア募集」です
ジージの気持ちがわかります。私も産後は病気
のため職場復帰できそうにないとわかったとき
小学校にあるという「読み聞かせボランティア」
への参加ぐらいはできないかな？と考えました。
一日に数コマの授業はもう無理だけれども
休み時間の朗読ならばできそうです
でも決まった日の決まった時間に参加の約束を
しても、当日の体調不良で迷惑をかける可能性
があったので諦めました。昔は大きな声で何時
間でもしゃべれたんですがね。。。
ジージも、学校ボランティアで子供さんたちの
宿題のお手伝いでもできていれば
それが元気のもと
になっただろうことは
まちがいありません。
分かりやすく教えることが
特技であり生きがいだったのですから。
腰痛ゆえに諦めたのでしょう。
ジージは若い時から腰が悪かったのです。
「ギックリ腰」と呼ばれる状態になって
動けなくなることが４０代からありました。
「ギックリ腰」のことをフランス語では
「魔女の一撃」と言うそうで、魔法による
攻撃を受けたかと感じるほど激痛が走る
らしいのです。
「かめはめ波」を腰に受けたような？
腰のためには椅子の生活がいいと思うのですが
昔から寒がりだったのでしょう、コタツを愛好し
コタツ生活を送っていました。
ギックリ腰になっても、ひとりでやってる塾を
何日も休めません。治ってないのに無理をして
出かけてゆき、さらに腰が弱くなる。
その繰り返しだったのでしょうね。
７月に整形外科の診察を受け、古い骨折の跡が
背骨にみられることもわかりました。まわりに
骨が形成されて治っているが、変形していると。
私の主治医は、父の状態を相談すると「圧迫骨折
を繰り返してきた人である可能性があるよ」
との事でした。
圧迫骨折って、何なのでしょうか。
脊椎圧迫骨折は、背骨の椎体がつぶれて扁平に
なるのだそうです。起き上がろうとするときに
酷く痛み（「体動時腰痛」というそうです）
いったん立ち上がってしまえば痛みは少しましに
なるので、歩行もなんとか可能、との事。
過去の度重なる「ギックリ腰」は圧迫骨折だった
のでしょうか？
骨折が治っていない時期によく動いたりすると
体動時腰痛が酷くなってしまうのだそうです。
シュージージの塾は祖母（ジージの母）の古い家の
庭にジージが建てた小さな建物で、自宅から
１時間半ほどかけて通勤していました。
持病として酷い腰痛のあるジージなので、老後は
祖母の家を改修または建替して住ませてもらうこと
通勤しなくていいよう職住一致にすることを
本人は希望していたようです。
できるだけ長く子供たちに勉強を
教えたかったから。
それが、昭和のシングルマザー家庭
で育ち、ほぼ苦労しかなかった人生
の生きがいだったから。
震災後、全てジージの費用で家と塾との修繕を
したこともあり、祖母はシュージージに家を譲る
と、親戚に一筆託しておいてくれたという話を
聞いたのですが。。。
（ボロボロの古家でしかも土地は借地ですから
家を譲ると言うより「借地権を譲る」と言った
ほうがいいでしょう。居住には大規模な改修か
建替が必要な家でした）
あとは、よくある話です。。。
結果シュージージは通勤を続け、歩けなくなるまでに
腰痛が悪化。外に出れない状態に。。。
そんな状態に昨年６月の転倒が加わり、老健入所時には
立つことも上体を起こすこともできなくなってました。
天国の祖母が全て見ていて、痛みに苦しんできた
シュージージを助けてくれるんじゃないかな。
待機期間ゼロで特養（特別養護老人ホーム）に入れたのも
祖母や兄弟やミキ様が助けてくれたのかもしれませんね。
忘備メモ： 毛糸の帽子 ネックウォーマー ミキ様３０代の帳面