「セルフケアって何だろう?」
と考える事があります。
 
 
 
虫に刺されない
怪我をしない
体重を増やさない
…などなど
皆さんも指導を受けたと思います。
 
 
 
しかしこれらは
リンパ節郭清後に限らず
全ての方に共通する事です。
 
 
 
では…
ドレナージがセルフケアなの?
それも違う気がします。
”いうは易し・するは難し”です。
 
 
 
では…
リンパ浮腫のセルフケアって何?
 
 
そもそも... 
どんなに注意していても
未来に何が起きるかなんて
誰にも分かりません。
 
 
出来るならば
問題は起きないで欲しい…
でも自力ではどうにもならない事が
起きるのも人生です。
 
 
問題が起きる起きないよりも
どんな行動をするかが大事…
初期行動はそれ以降を左右する…
自分の経験からもそう思います。
 
 
 
だから…
リンパ浮腫に於いては
変化を自覚した時にどう対峙するか...
行動そのものがセルフケアだと思います。
 
 
 
そして…
対峙するための情報提供
生活の知恵や応用する力を
丁寧に指導しサポートするのが
医療従事者の役割です。

 

 

 

 

例えば…

前述の虫刺され・怪我・体重管理

リンパ浮腫の患者さんは

なぜ回避しなくてはならないのか?

それらを禁止するだけでなく

根拠を理解することが大事です。

 

 

 

そうすれば…

回避するための行動を考え

問題遭遇時に応急的行動を起こせます。

そして経験からの学びは次に生かせます。

経験は決して無駄になりません。

 

 

 

手術後の生活は

身体変化を知ること

予防対策ができる。

 

通常の身体を知っていれば

気付くことができリカバリーにつながる。

 

それらの経験が

生活習慣を変化させる。

 

 

 

 

*知る

*予防対策

*気付き

*リカバリー

*習慣

この5つの連動

セルフケアではないだろうか?

そんな結論に至りました。

あくまでも個人的見解です!

 

 


リンパ浮腫ケアは主体的です。

ケアは患者さんに委ねるしかありません。

 

また専門外来が少ない現状では

直ぐに窓口に繋がるのは難しい...

 

だからこそ

理解とセルフケアは大事です!!

 

 

 

 

 

リンパ浮腫ケア看護師

福井由紀