病気のこと184〜抗がん剤準備と少し後ろ向きを許して欲しい | *RoseLotus*

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油彩画、水彩画、パステル画(天使画)などを描いています。エンジェルリーディングもしています!大腸がん、子宮体がん、卵巣がんの経験を通して感じたことも書きはじめました。

このところ、たくさんお誕生日を祝ってもらって、考えたら去年の今頃は文字通り死にかけていたので、まだまだ本調子ではないものの、生きていて美味しいものも食べられるようになって、歩けるようにもなったんだなと感慨深いです。ありがたいことです!


去年の4月1日に初めて入院して、大腸のがんが見つかって、今に至るまで、ずーっと治療と不調を抱えながらの生活なので、お天気が悪い日などは、どうしても鬱々することがあり、なんとか絵を描いたり、ドラマを見てやり過ごすようにしています。


去年も手術後、抗がん剤を4クールしたのですが、副作用はそれほどひどくなくて、だるさや手の痺れなどはありましたから、よく横になっていましたし、なかなか仕事ができなかったのですが、今回は前回より副作用が強い気がして、しかも6クールで2回多いし、かなり怯えております。憂鬱ですし。怖がりな自分に驚いています。


特に手の痺れで絵が描けなかったらいやなのと、やはり髪の毛のことでしょうか。


少しずつ準備をして、黒い不織布のキャップを注文しました。パラキャップというらしくて、800円くらいで昨日注文して、もう今日届きます。髪が抜けたとき、キャップごと捨てられるそうなのです。


帽子もちょうどセールだったので、3枚も買ってしまいました。ただ夏はどうするかな。こういう時こそ編み物好きなので自分で編むといいのに、気が乗りません。


あとウィッグも調べていて、値段とかデザインとか、色々調べています。抗がん剤をはじめてから、2、3週間経って抜け始めるらしくて。前回は全く抜けなかったのですが、どれくらい抜けるのか、こればかりはやってみないとわからない。


そのために髪を切っておくべきかも悩みます。坊主のように切ってしまうと、逆に抜けた髪を探すのが大変らしくて。


私は長い髪が好きなのと、子供の頃ショートカット好きの母がいつも私の髪も短くするのが悲しくて、いつも泣きながら美容院から帰るというトラウマがあって、何年もショートにしたことがないのです。


くせ毛なので、下手なカットだとヘルメットのようになってしまって、よくからかわれたのもつらかったですし。長くして重さで広がらないようにするということを編み出したわけです。


ウィッグは見ていると色々あって楽しいです。ピンクとかも可愛い。まあ、この年でピンクは周りがギョッとするかもですが。


ちょうど髪が抜けそうな時期に、私の崇拝する画家の先生のトークショーがあって、あと私の先生のライブペイントなどもあって、行きたい個展などもたくさんあるのに、遠くまで行く活力がないのと、髪の毛のこともあるので迷います。


なんでもやって、病気なんて吹っ飛ばすぞ!という感じにはならなくて、少ししおしおしています。


こういう時に、絵が描けるだけでも幸せよ!という励ましは逆につらいです。後ろ向きになっていることを許して欲しいです。またちゃんと前向きになりますから…。


いつも痛いのは相変わらずで、まだお腹はあちこち痛みますし、だるいし、いつの間にか歯を食いしばっているみたいで、あごも疲れている気がします。


この、どんよりした、重〜い気分が病気の一つの厄介なところなんだと体験的に知りました。


考えているのでしょうね。先のこと、仕事のこと、治療のことなど。「思考はクソの役にも立たない」と津留晃一さんもおっしゃっていたけど、本当にそう。


ばかになることだなと思います!お気楽で、な〜んにも考えていない、タロットでいうと0番の愚者みたいなヤツ。


今日もなんの成果もあげず、なんにも考えず、何かになろうともせず、深刻にもならず、そんな感じでやっていこうと思います🎶