「家族と一緒に来なさい」

 by 脳神経外科病院より


  5月の末、再度、今度は【命令】となって運転免許証センター様より、【診断書提出命令】が下り、ご丁寧なお電話を本人にもいただき(郵便物を見ないので、⇒【9】の青文字箇条書きの通り、お願いして電話をしてご説明いただきました。

 そうして公安警察様からの内容証明郵便(免許センター様が作成し名義は公安になる、重いもの)も本人の手に渡りました。が、案の定その後も何事も無かったように毎日気持ち良く乗り回しております…。


 7月いっぱいで免許も車両も無くすこと解ってるのかしら…。私がもしもあんな手紙貰ったら、布団被って寝てるか、誰かに相談するか…少なくとも気にせずにはいられません。こういうの、馬の耳に念仏、馬耳東風、豚に真珠とか?


 提出期限は内容証明郵便が届いてから2ヶ月です。(診断書の種類が多い為、1枚ならひと月程)まで静観するしかないのか)と。ハラハラ。


 6月中旬に脳神経外科にて3回目の予約となっていました。4月から毎月診察になっています。


 5月末に診断書提出命令が出て、6月初め頃、本人が珍しく母に喋りました。

 ⇒免許センターさんから、新たな5月中旬の事故の連絡と共に診断書の提出命令が出ていることも、その病院には通達されています。


 『次の診察は家族の者を誰か

   連れてくるように言われた』


そうして6月中旬に母も一緒に。

するともう新たなCT検査等はせず、図を描いてみたり、簡単な計算暗算をしてみたりの認知テストをした後…


 『どうしてこうなったんですか?』(詰問調で)

(本人持参の公安からの内容証明郵便封筒を指差す)


『はあ……つい、うっかり…ぼーっとして…

気になる悩みがあって…それが頭から離れなくて…』


「そうですか…〇〇さん、前回より更に運転に必要な判断能力が無くなり、前頭葉の機能低下が見られますので、そりゃあそうだろう!事故したのに立ち去ったんだから!

今回は、もう運転許可できません」

え!ほんと?ひと月前は運転可能だったのに?!


『はあ…でも…運転できないと今の生活が維持できないので…』まだそんなふざけたことを言ってる!普段珈琲店に入り浸るか畑で草刈り機振り回すだけなのに!一度も作物を売ったことも無いのによく言うわ…(呆)


「そんなこと言っても〇〇さん!

事故を起こしたらそんなこと言ってる場合ではないんてすよ?!」


『はあ…』はぁ…じゃないよ!自覚して!


「ここで今、返納の意思を示してくだされば、今回の診察代の5500円はかかりません、タクシー券も市からもらえますし、福祉のバス等のサービス券も受け取れますよ?」


これを医師に何度も説明され、

推奨されても、

本人納得理解できず、

全く意味の無い、診断書を貰う方を選び、

5500円を払ってきたのでした。


 実は母、事故直後にこの病院に相談に行った際、大変キツイ扱いを受けたので(こちらは医師を責める気持ちは皆無で、100%頼りにし、今後の相談のつもりで行きましたが、取り合ってももらえずでした。医師には1ヶ月前に、A4用紙1枚の家族からのメモ(特におかしな兆候のある人物像に加え、運転の粗さと事故の多さと気にしなさ)もあったにも関わらず、運転可能と判断しており、医師としての予想に反しこんなにも直ぐに事故を起こされたことで、不愉快だったのです。

 今時のフレンドリーなお医者さんならば、

 『あぁー、脳機能的にはそこまで問題なかったんだけどね…もう事故やっちゃったの!?じゃあね、精神科の方にもコンサルしときましょうかぁ?もうかかられてます?そんな感じの事が最初のメモにもありましたよねー?』という感じのフットワーク軽いタイプの方もいらっしゃるのですが、このお医者様は、とても真面目なGentleタイプの方なのでした。

 ですから母も、今回の付き添いでは、警察免許センターと繋がっていることを本人にも知られないためにも、極力話さないようにしていたとのこと。灰色小文字はそんな母の心の叫びです(笑)。


 これをお読みの方々は、お分かりのことでしょう。

 「今、不可が出たからには、もういくら残りの診断書をもらっても無意味。当然今の分も作っていただく意味も無い」

 という本人にとっては残酷な、そして周囲にとっては当然の結論が出てしまったことが。

 それが、何度も医師に説明されても解らない。お医者様、ごめんなさい…

 もう本人には運転に必要な判断能力が無く、前頭葉の機能低下が進んでいる、と言われた通りの光景が目の前で繰り広げられているわけです。


 更に、こちらを読んでくださる方はもう1つお気づきだと思いますが、今回の当て逃げ状態 ⇒【8】参照事故を受け、ひと月前に出した運転可の判断は、流石の医師もできなくなった、ということですね。

 うちは、本当に普通じゃないんです…脳外科の先生ですもの、ASD、凄くご存知だと思ってしまってましたが、専門外ですもね(涙)精神発達障害&認知症&脳梗塞トリプルって厄介です。


 運転免許センターの担当の方、並びにいつも、お電話を快く繋げてくださり、担当外の方々もいつもご対応してくださる皆様、本当にありがとうございますm(__)m


 しかしまだ油断なりません。

 車両が自宅にある限り、また運転してしまう可能性が高く(実際に多いそうです、免許を返納していても、そのこと自体すっかり忘れて運転してしまう人さえ珍しくないと)うちの本人の性格上、見つからなければいい、早朝深夜ならいい、と、勝手に判断し、ズルズルズルとズルをしそうです。そうです、前にも書きましたが実際に自分の物件の空き部屋を無断で利用し続け、鍵を管理委託会社に取り上げられているのですから。

 

 そうして次に事故ったら最後、もう免許が切れているのですから保険適用外の事故となってしまうのです!

人に危害が及んだら取り返しもつきません!

 免許返納と、車両売却は、セットなのです。


。*・。.☆。・*・。.★


next⇒【11】本人に内緒で車両売却の準備と、

                      本人に車両を諦めさせるには…


免許の期限確定

〜返納への説得も、

運転免許センターさんのお陰でした