AIの受験プロジェクトで見えた、子どもに求められるチカラ
月に1冊は子育てに関する本を読もうと思い、興味の有無にかかわらず気になった本を手に取っています今回は、日常生活にすっかり馴染み、当たり前の存在になった「AI」がテーマの本書いているのは、ロボットは東京大学に合格できるのかを研究した「東ロボくん」のプロジェクトマネージャーを務めた数学者・新井紀子先生です本の半分以上を使って「AIとはそもそも何なのか」を懇切丁寧に解説しています読み終えたときには、漠然と抱いていた未来への不安が、ワクワク感に変わっていましたこんにちは🐰部分登校とホームスクールをしている小2👧育児の日常と家庭学習について書いていますAI vs. 教科書が読めない子どもたち【電子書籍】[ 新井紀子 ]楽天市場1,650円${EVENT_LABEL_01_TEXT} 楽天市場で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} Amazon(アマゾン)で詳細を見る AIは、計算機「AIに仕事を代替される未来」について、新井先生は「AIは仕事に対して強力なライバルにはなるけど、神や征服者にはなりえない」と言い切っていました理由はAIはあくまでも四則演算をする計算機であり、自ら学習する力を持たないと、何度も繰り返し丁寧に解説していますAIというと...✖ 自律的に学習し知能を持つことが出来る〇 膨大なデータを学習させる人の手が必要AIはインプットしたデータから答えを導き出しているにすぎず「考える」のではなく「計算」しているだけなのですAIが受けた大学受験東ロボくんプロジェクトでは、毎年の受験傾向を考慮し前年に解けなかった問題に対して膨大な量の情報を学習させるなどの対策を行い、試験に臨んでいました2011年から2016年まで大学受験を続けた結果難関私立大学(MARCH)...合格念願の東大...合格ならずで終わった、東ロボくんプロジェクト当時のAI技術では言葉の意味を理解するのではなく、言葉をそのまま認識する だけだったため、例えば以下のような違いが分かりませんでした①「田中(人物)と新潟(地名)へ行く」②「上越(地名)と佐渡(地名)へ行く」人間がAIに勝るのはここだ!という事ですやたらと 読解力を鍛える小学生向けドリルが多い理由にも納得ところが、2024年のノーベル物理学賞を受賞した「人工ニューラルネットワーク」の技術により、AIは 言葉の意味を理解する力を獲得しつつある参考資料:NHKサイエンスZERO物理も!化学も!AI時代のノーベル賞SP ようです!実際にChatGPTで試したところ、きちんと意味を理解できていました「読解力」そこで新井先生は、東ロボくんが超えられなかった 文章読解の壁を、学生たちはどう乗り越えられるのか を確認する実験を行いましたすると、多くの学生が 東ロボくんと同様に、文を正しく読めていない ことが判明つまり教科書や新聞を正しく読み取れていないという深刻な問題が浮かび上がりましたこれは 人生において大きな不利益になる と考えた新井先生は、RST(リーディングスキルテスト)を開発RSTとは...教科書や辞書、新聞などで使われる「知識や情報を伝達する目的で書かれた自己完結的な文書」を読み解く力を測定・診断するツールです。引用:RSTサイトよりテスト結果をもとに個々の読解力を判定し、必要な学習サポートのアドバイスも提供本の中にはいくつか例題も掲載されており、「何を言っているのか、何となくでも汲み取れる語彙力の大切さ」 を改めて実感しましたまとめFear always springs from ignorance.訳:恐れは常に無知から生じるby ラルフ・ワルド・エマーソン「AIに仕事を代替される未来」という恐れも、AIとはそもそも何なのか(正体)を知ることで、不安ではなく「どう付き合うか」を考えられるようになり、ワクワク感へと変化 しましたまた、問題提起されていた 「子どもたちの読解力」 についても考えさせられました娘が使っている教材には、読み飛ばすと間違える問題や「ひっかけ問題!?」と思うような言い回しを使った問いが多い!しかし、読解力を積極的に育成する意図があるのなら納得できます読解力の重要性を改めて実感した読書でした