白髪染めのこと。 | 美容室ローズヒップmihoの気ままブログ

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今日はカラーリングの話。
 
30代後半くらいからちらほらと目立ち始めるイヤな白髪。
 
最初は抜いたり 切ったりしてたけどそれでは徐々に間に合わなくなってきて白髪染めデビュー。
 
今は明るめな白髪染めもできるので9トーンくらいまであるかな。
 
なるべく美容室でカラーリングしたいけど、忙しくて予約ができなかったりして
 
急に人と会う予定も入っちゃって、「仕方がないから今回は自分で染めるか・・・」って
 
薬剤を買ってきてホームカラーしたら
 
染まってないガーンなんてことありますよね。
 
困るのは 白髪はあまり染まってないのに既染部の髪は黒くなってる。
 
なんだか頭全体が変な色になっちゃったよ・・・トホホショボーン
 
美容師としても色のニュアンスが台無しになるし、サロンカラーより傷むし
 
黒く染まると直せないのでホームカラーはしてほしくないのです。
 
原因は白髪の性質と、薬液の塗り方にあります。
 
白髪って、硬くて太くて やたら元気なんです。実際 黒髪より健康なんですよ。にくたらしい!
 
なのでカラーもパーマも薬剤をはじいてしまうので染まりにくく、かかりにくいのです。
 
市販のカラー剤は初めてでも簡単に塗れるようにクシタイプでお薬がニュル~っと出てきて
 
とかして付けるタイプが主流ですよね。
 
美容師の薬剤の付け方との大きな違いが ここ。
 
↓前回のカラーから 約二か月経った白髪。

美容師の 薬剤の塗り方は白く伸びたところだけ。
 
それも、地肌に埋め込むようにたっぷり。
 
そして薬剤で髪を挟むように、薬剤を置いて行くように塗って行きます。
 
この時、とかさないのです。

イメージはクリームサンドビスケット。(ビスケットが髪です)

みなさん くしでとかしちゃうから染まってほしい所に薬が無くなっちゃってるのです。
 
そして既染部分は薬に反応しやすいので過剰に黒く染まってしまうの。
 
美容室では更に 地肌を横割り&縦割りして塗り残しなく塗布するので美しいのキラキラ
 
できればハケで塗るタイプを使って 生え際や分け目だけ応急処置カラーにしていただけると
 
担当美容師はありがたいです。
 
あ、泡タイプのカラー剤も使わないでね!同じ理由です。
 
泡はクリームタイプより薬剤が浮くので染まりムラになりやすいです。
 
そしてもっとも重要なのは、カラー後のシャンプー。
 
普段のようなシャンプーでは毛穴に薬剤が残って かぶれの原因になります。
 
「3分すすぎ」だけでは薬剤は落とし切れないのです。
 
アレルギー反応が出たらもう染める事はできません。
 
美容室ではカラーシャンプーの際、乳化という作業をしてしっかり薬剤を取り除きます。
 
簡単に言うとメイクのクレンジングのように少しお湯を地肌に足しながらクルクルと
 
地肌を優しくマッサージしていくのです。
 
カラーもパーマも頭の上で劇薬が化学反応を起こしている状態なので
 
間違った使い方をすると危険です。
 
信頼できる美容師さんにお任せするのがキレイ&安心な一番の近道ですよOK
 
ではまた~ルンルン