また新しい年を迎えることができましたね。
旧年中は本当にありがとうございました。
みなさま和やかにお過ごしでいらっしゃいますか。
わたしの2016年は、出逢いと別れの年でした。
始まりは飛び込んでくるものばかりだったけれど、
終わりは、
どうしようもなかったものもあり、自分で選んだものもあり…
浅い春。
盛りの夏。
短く長かった秋から暮れを越えたここまで、それぞれに、
深いこころの旅をさせていただきました。
どんなに望んでいても、たぶんもう二度と逢えない、
そんなひととのめぐり逢いもあれば、
一度は諦めたのに、手を離さずにいてくれた、
そんなご縁に結ぼれたひともありました。
ひとつ一つが、まるで激流下りのようで、
ありえない幸福と、ありえない辛さに、くるくると渦巻かれながら、
なんとかここまで櫓を握ってきた、
そんな実感の1年でした。
出会いを仕事にする限り、これがあたしの普通になっていくのかなと思いながらも、
いや、こんなことは、これからは無い気がする、とも思っています。
どうでしょう。
特別な1年だったのか否かは、今日からはじまった新しい四季が、
きっとまた教えてくれるのでしょう。
おもしろかった。
大変だったけど、でも、そうね、ほんと、おもしろい1年だった。
今年はもっとお利口に生きたいものですが。(笑)
今年どれだけ頑張ったかで、この先の十年が決まりそうな気がしているので、
抜かりなく、
励みます。
とにかく今年も健康第一で、これまでよりはそこにも本気をかけないとね。
いよいよ人間百年時代に突入という話ですから、まだ半分もあるのですもの。
遅咲きもいいところですけど、しあわせな、自分の居場所をいただけたのです、
孚(まこと)を尽くしていかないと、ね。
よく観て、よく歩く。
そうしてこの手で、築いていく。
そんな今年にしたいです。
みなさまも、どうか本当にお身体をたいせつに。
元気でいるというそれだけで、誰かの幸せになっていたりするんですもの。
自分じゃ気づけないことだけど、それは確かにそうだから。
そっとどこかでより添いながら、またご一緒に、歩いてまいりましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
山岸諒子