「それはさておき、恋はくせもの」
ステージ数はまだ5回もあるのだけれど、日数的には楽まであと3日。
12月3日から43日間、ずっと一緒にいた人たちとも、お別れが近づいています。
客演やプロデュース公演で思うのは、
どんなに密に情を込めあってきた人々とも、千秋楽の幕が下りた途端、
ぷっつりと会えなくなる、その無情。
もう慣れてはいるのだけれど、自分のRoseGarden以来ひさびさの感覚なので
楽日にどんな気持ちになっているかは、ちょっと想像がつかない。
そう、あと3日なのよね。。。
そう思えば、一日一日、一回一回が、いとおしくなってくる。
これが終われば、
自分の人生が少し変化すると思えば、尚更なのかもしれません。
昨日の雪騒動でお客さまからいくつものメールをいただいて、
ハッ!と気づかされたことが一つ。
皆さん、この公演を観たいけど都合がつかずに断念している、と書かれていて。
確かに今回、自分の予想とまったく違うご予約状況で、
お知らせもご案内もいつもどおりの努力をしているのに、なぜ?
と困惑していたのですが、
開演時間が、自分のお客さま筋の都合に合ってなかったんですね。
あたしのお客様は、
お仕事最前線にいらっしゃる現役世代の一般の方がほとんどなので、
会社帰りにお運びいただくパターンが圧倒的に多く、
7時だと間に合わないんです。
盲点だった。
本当に申し訳ありません!
早く気づいていれば、
制作さんに時間設定のお願いもできたかもしれなかったですのにね。
今年のリブレをお休みするので、あたしにとっても当面最後の舞台です。
お馴染みの皆様にはご覧いただきたかったのは、誰よりあたし自身が、
一番ねがっていたことだったのだけれど、
どうやらそれは叶わないご縁だったようで…
こんなことで、と思うと悔しいですが。
だからだったんですね、
初日があけてから、このブログのアクセス数が異様に伸びてまして、
昨日なんか、実にいつもの5倍!(@o@;)/
皆さん、観られない分このブログを訪ねてくださっているんですね。
ありがとうございます。
まあ、しかし、それも人生さ。(笑)
どうしようもないものはどうしようもないのだ。
あたしに出来ることは、
残りの舞台を少しでもいいものにすること。
自分に後悔しないように、
いつもお客さまを見て芝居する、まずはそこですよね。
「カイロの紫のバラ」は共有できなかった。
同じ想いを持ちあえたら、どんなにいいだろうかと夢見たけれど。
それもまたよし。
それが答えならそれでいい。
小松さんがおみえだったから呑み場に行ったのに、
今日はお話しできなかったワ。
でも、開演前にチョロっとコンタクトを取らせていただいて、
こちょこちょっと、会話でくすぐりあったりできて、
もうすっかり安心して甘えられる方になっててよかった(笑)
次は楽日にくるっておっしゃるのを、えー、その前にも一回来て~!
と、傍若無人なリクエスト出しちゃいました、すんません調子ノってます。(^o^;)ゞ
でもほんと、少しでも多くお目にかかれたらいいナ。
飲みはまた、勝俣君とさらに深く話せる機会にもなって面白かった。
正味この方はリブレ的に身内、だけれどもあたしにとっては鮮度抜群、
という、蓋をあけたら理想的な相手役だったわけですよねぇ、
こういうのもやっぱりご縁なのだと思います。
俳優として相手役への接し方とかリスペクトが、
やっぱお互いに同んなじだったんだ~、って、
推測から確信へと変わったのが嬉しかったナ~。
菊名役との気持ちの往還がちぐはぐだったら、この芝居は辛かったと思う。
あればかりは、無理して作れる関係性じゃないから。
さすがにそこをよく解ってくださっているのが、
飲み場のあのかたを眺めていて、今日ハッキリわかったのです。
あと3日。
安心してついていけます。
昨日は大雪 今日は晴れ
街にはもう春のお花が出始めていました。
季節はどんどん進んでいくんですねえ。
なればこそ、この一瞬を活ききらないとね。
今日も2回。
好子を生きる。
レクラム舎
「それはさておき恋はくせもの」
作・小松幹生 演出・喜一朗
2013年 1月11日(金)~18日(金)
松蔭神社前 スタジオAR
全席自由
前売¥3500
当日¥3800
学生&シニア(60才以上)割引¥2800
11日(金)~
16日(水)14:00/19:00
17日(木)14:00/19:00
18日(金)19:00
出演:鈴木一功・松坂わかこ・山岸諒子・坂田純子・和田広記
勝俣美秋・根元和史・三谷六九・光永勝典・長本枇呂士・石川亜季
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