友人と本の話をしていた時、面白かったよと言って教えてくれたのが「安井かずみがいた時代」。その中で書かれていたのは、加藤和彦の事。そのつながりでまた安井かずみの最後に書かれた癌との戦いの本を読み、さらに加藤和彦に興味を持っていたところ。。。。彼のごドキュメンタリー映画が公開されることを知りました。

どこでやるのかいつやるのか調べ、今日の11時35分、豊橋の映画館に行くしかない!と夫と近所の友人と3人で出掛けていきました。

 

加藤和彦と一緒にバンドを始めた仲間の話。。。ソロになってからの周りの人たちからの話。。ミカバンドを作ってイギリスに行っての録音の頃の話、ミカさんと別れて、安井かずみとアメリカでの録音やその周りの人々との関係の話。

とどんどん変わっていきます。加藤和彦自身が常に新しいことを求め変化を好んでいたようです。

最後は亡くなってからの友人たちの話があり、ヒット曲である「あの素晴らしい愛をもう一度」を坂本龍一の娘の坂本美雨さんやアルフィーの坂崎さん、北山修さん。。。などが歌って終了。

ここまで一気に見てこの歌が始まって、急激に私の心は揺さぶられじわっと。そしてなんとも言えない気持ちの溜息。

 

加藤和彦と関わって日本の音楽界に貢献した人たちから、さらに今の人たちへバトンタッチ、、音楽は続いていきます。

それを見て感じることができる今の私。幸せに思いました。

吉田拓郎や泉谷しげるたちは、アレンジに困ったらトノバンのところへ行く、トノバン詣。そんな存在だったとは。。。

そして坂本龍一や高橋幸宏など才能あふれる人たちの上に立っての音楽活動。

安井かずみのパートナーとしての加藤和彦像が、私にはメインだったけれど、音楽界にとっても素晴らしい人だったと知って

嬉しいような納得したような知らなくてごめんなさいというような感じ。。。。

もっと生きていてほしかったなあと思いました。

映画見て久しぶりに椅子から立ち上がれなかった今日でした。