私は中学生時代に不登校になりました。

中一の途中まではなんとか通っていたのですが、

二学期後半あたりから身体の限界がきてしまって

そこからは卒業までは数える程しか学校に通っていません。

(卒業式も欠席しました)

 

 

当時、私の環境と心の中でなにが起きていたのでしょう。

 

なぜ、再び思い出したのかと言うと

当時の私の心境やそこで造られた思い込みは

その後の生き方に大きな影響を与えていると改めて感じたからです。

 

私の状況を客観的に周りが見ると

いじめが原因で行けなくなったと思う人が大半かもしれません。

 

しかし実際の心の中は、

今振り返るからこそわかる事がたくさんあります。

 

当時、私を一番苦しめていたものは

間違いなく私自身から発せられていた不安と恐れです。

 

 

中学に入ってから

周りから自分がどう写っているのかを

すごく気にする様になりました。

 

そして、家から学校の距離がとても近い事も大きな悩みのひとつでした。

 

過去のブログにも書いていますが、私が育った家庭はDV家庭。

2〜3ヶ月に1度か多いときは毎月

家の家具が壊れるほど暴れて怒鳴り散らされて

気の済むまでお酒を飲んでひたすら説教をする人間が家族の中にいました。

ガムテープで補強された椅子に座ってご飯を食べていました。

(振り回して椅子の足が取れてしまった)

 

罵声や鳴き声は近所にもかなり響いていたはずです。

 

「自分の家の環境が人にバレてしまったらどうしよう」

「怒鳴って狂っている家族の声が同じ学校の人に聞かれてしまったら」と

恐れと心配がどんどん心の中を支配していきました。

 

そして、学校の中で皆に好かれなくてはいけない

愛想よくしなくてはいけないと

意識すればするほどうまく話せなくなって

ぎこちない挨拶と笑顔しか作れなくなっていきました。

 

挙げ句の果てには、

学校で人気者だった兄弟に

「お前は評判が悪い」と言われてしまいました。

 

私のなにが嫌われるんだろう。

今のままではダメなんだ。

みんなに愛想が無くて感じが悪いと思われているんだと

思い悩む日々が続きました。

 

夜になると、

明日は学校でどんな風に振る舞えばいいんだろうと考えて

悩まない日はありませんでした。

隣の席の男の子、クラスメイト、部活の先輩、先生

明日もみんなと関わらなくちゃいけない。

 

もう自分じゃない誰かになりたい

そう考えて憧れているドラマの主人公の性格を分析して

真似ようとしてみたり。

 

こんな家に生まれなきゃよかった。。。と

家族を心底憎んだり。

 

学校にも家にも落ち着ける場所が無く

水の濁った水槽の中で彷徨う病気の金魚みたいだと

自分で思うほどでした。

 

段々と学校にいても

息苦しさを感じて身体にどんどん異変が起きてきました。

 

身体が拒否反応を起こして

授業を受けることすらできない。

 

保健室に行っても追い出される。

 

とうとう病院を勧められて、

若干13歳にして心療内科デビューをしました。

 

そこから不登校まっしぐらの生活になりまして、

それでも高校はなんとか卒業して現在に至ります。

 

↑このストーリーはかなり長くなるので

また機会あれば書かせていただきます。

 

もちろんここまで追い込んだ

家庭環境とか学校の対応にも問題があったと思います。

でも、私が言いたいのはそんな事ではありません。

 

私が着目したいのは、

当時の私の不安と恐れの正体です。

 

今だから思う!

 

当時の私は半分がマイナス思考の妄想でできていました。

 

もちろん起きた事、言われた事は全て現実です。

それらが養分となって何百倍何千倍も心の中で不安と恐れとなって

増幅し続けていたのです。

 

当時のなにも知らない中学生の私

本当に辛かったよね

世の中の全てから追い詰められて

もう人生終わったと思って絶望して毎日泣いていた。

 

でも私は、過去に戻ってやり直したいとは全く思いません。

 

どっちみち当時のマインドのまま生きていたら

遅かれ早かれどこかで倒れていたと思います。

 

あの頃精一杯生きていた、あのままの私が歩いてきた道でいいんです。

 

 

ただ当時の自分に会う事ができるならば。。。

 

 

 

まずは、

そっと抱きしめて大丈夫だよって言ってあげたい!

 

 

そしてここからが大事。。。

 

 

ひとつ声をかけていいのならば。。。。

 

 

「ただ生きてるだけでいい」

この言葉だけ伝えたい。

 

 

明日の心配も

家族の心配も

自分がどう写ってるとかも

何にも気にしなくていい

 

明日失敗しちゃうんじゃないか

すっごく嫌な事が起きるんじゃないか

 

そうかもしれないよ

 

それでも

ただそこに存在して生きてるだけでいい

 

誰も悪くない

 

ただ日々を過ごして

起きて寝て食べて

ありのまま生きてればいい

 

とりあえず

なにも考えなくていい

 

居てくれるだけでいい

 

テレビ観て気楽に笑って

好きな絵を描いたり音楽を聴いたりしてな

 

不安や心配のモヤは

必ずちょっとずつ晴れてくる

 

そうすると

見えてくる景色も次第に変わってくるから

 

 

 

 

そう伝えたい。

 

 

ほっこり

 

 

なんか自分で書いてて

自分が癒されました!(笑)

 

 

あ、そうか

当時の私に言いたい事って

そのまま今の私にも言いたい事だ!と黄色い花

 

そのままの私で今を生きる虹

 

 

ディープな内容もありましたが

最後まで読んでくださってありがとうございました黄色い花