夏至の月7時になっても明るいので 満月がのぼったのに まだ白くて、それはそれで 幻想的であった。 いま真夜中の月がベランダからよく見える。 近い感じがする。 夏至のころは満月の高度が一番低いからだ。 高度が低いから、冬の太陽みたいに 部屋に長く光がさしこんでいる。 何て幻想的なんだろう。 月の灯りで自分の影ができる。 「床前視月光…」李白の詩を思いだして 故郷を思ったり月をみている人を想像したりした。