あるなしメビウス |  ろぜのポジ♪ブロ ~RAINBOW~

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基本笑顔、
基本ポジティヴ。
書くことでコントロールできる
こころのもちかた。

2回目の演奏会で歌った

組曲「ティオの夜の旅」の

「ローラビーチ」の歌い出しが

~人の目が見ていなくても

風景はあるものだろうか~

で、そこから

そのころ「存在」というものを

考えたことがある。


ある


って言っているものは


知的にや感覚的に認識している


っていうことで


純粋な


ある



ない


と思っているところにも

存在してる

のではと

思ったのだ


ローラビーチは

合唱界では

一世を風靡した感のある

曲だが


とにかくこれは

「ない

ある」

の世界を描いていると

自分は思っていた


作者はたぶん

空想の世界のような

おとぎばなしのなかの

海をかいたか

もしくは誰にも

「みつけられていない」

楽園をかいたかだと思うけれど

それではこの曲はふつうの夢のような

曲になってしまうので、

自分にとってローラビーチは

ない

ところに

ある

が存在することを

示してくれているのだと

例によって拡大解釈していた


宇宙の果ての果ての

そのまた果てのところまで

人類は、思いをはせたり

科学的に存在を証明したり

あるいは想像できたり

するから

それはたとえ一生人類のだれも

見ることがなくてももしくは本当はなくても

知的に認識されているといえる

さらに空想でできあがる海や島も

知的に認識されているに入るのだ

小説や絵本の世界も

認識されている「ある」の一部だ


でも

だれも想像もしていない

誰も気付いていないところ

知的に認識されていないところ

つまり「ない」の世界には

ほんとにないのかを

証明はできないから

そこにもまた

「ある」かもしれないのだ


そこを思うとき

いや「思えない」とき

そこにある「ある」って

なんだのだと思い


「めちゃめちゃ美しいのでは」と

だけ、そうとしかいえない、

そう思って歌っていた

「ローラビーチ」だったのだ。



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    昼と夕方の境目