宅配便ロッカーの鍵。
思ったより焦った自分がいた。
かつてのブログで
なくしたものをさがさない
なんて書いたけど
宅配便ロッカーの鍵は困った。
中には人から頼まれた楽譜や
コンクール曲の候補のための
楽譜やＣＤが届いているはず
で、しかも開けないとひきとられて
しまうので、いつものように
「そのうちでてくる」なんて
ほっとけないのだった。
１０分さがしたが見つからないので
例によって記憶さがしの旅に出る。
まず定番で
最後にいつ使ったかから。
→記憶がない
→着信メールを調べる
→音符の水筒について「荷物を発送しました」と
いうメールが３月１１日に入っている
→つまり荷物は１２日土曜日に届いている
→届いた水筒が重くてその日
合唱の練習に持っていきづらいと
がっかりしたっけ
→ということは
練習に行く直前に荷物をとりにいっている
そのときに鍵を使ってどこにいれたか
ふだんはさいふだが今入っていない
ポケットなど？
→３月１２日に着ていたものは？
…ここでいったん行き詰まったが
→３月１２日は震災の次の日
→明るい服を着る気になれなかったので上下
黒と黒白のばっぐで合唱の練習にでかけた
…ここでいったん捜索。ばっぐにも黒の上着
にもなかった。
また行き詰まったが、着ていたものまで
思い出せたことにけっこう満足した。
→違う観点。
もしもそのときふだんどおりさいふにいれたとして…
さいふは３月に買い換えた
→いつかえたか
３月１２日の夜にさいふ古くなったなあとおもったので
３月１２日の昼は前のさいふではその後いつ買ったのか
いまのさいふはさいふ目的じゃなくていった店で
ふとみつけて買った
→なにを目的に三越にいったか
→卒業式用の服
→卒業式は１９日
→つまりさいふをかえたのは１３～１８日の間
→１３はまれなる一日家でひとりの日だったブログにもある
１４は反省会あり １７はレッスンあり １８もレッスンあり
１５ １６の２日間の間に買う
古いさいふから新しいさいふにかえる
鍵を新しいさいふに…
→あ！
ここで記憶が戻り
「だいたい家でしか使わない鍵なんだから
さいふにいれなくても
家においといたほうがいいじゃん」
と思ったっけ…そしてしまいそうなところ…
発見～～～～～～～
遠回りからの発見だった…
最初からそこを思い出せば
はやいのに。
しかしこの遠回りは
迷路を進んでは行き詰まる道に×をつけ
ていく作業なので
関係ないことで遠回りしているようで
そのうちゴールに行く道がうかび
あがってくるのである。
この方法で見つからなかったものはないくらいだ。
さいふに入っているハズだと
思いこんでいると
その関連しかさがさないから
いつまでもみつからない。
「ハズだ」にしばられる
さがしものはつまらないし
効率がわるいものである。
見えるものをさがすときも
見えないものをさがすときも。