比叡山ドライブウェーに登り,
琵琶湖を眼下に眺めながら延暦寺へ向かった。
延暦寺を訪れるのはこれが初めてである。
案内によると、延暦寺というお寺があるのではなく、
比叡山に広がっている根本中堂(東塔)、西塔、横川等
のお寺の総称として延暦寺と呼ぶのだそうだ。
麓から45分ほどで根本中堂の近くにある駐車場に着いた。
先ず、目に飛び込んでくるのは、
「一隅を照らそう」と彫りこまれた天に向かって高くそびえる石柱である。
比叡山を拓かれた師最澄の有名な言葉の一つである。
若干20歳の頃より、このお寺を築かれていかれた師最澄。
言葉のうちに何物にも打ち負かされない誇りと、
力みなぎる情熱を、私はこの「一隅」と言われた言葉に感じる。
根本中堂への参拝道は冷気がしみわたり、心身を引き締めてくれる。
開運の釣鐘をつく幸運にも得られ、広大な比叡山の参道を
一歩一歩踏みしめながらお参りをした。
根本中堂内の開創以来1200年間灯り続けている「不滅の法灯」、
76本の大きな柱に支えられた堂内は荘厳な雰囲気であった。
あいにくと西塔、横川にはお参りできなかったので、次の機会に託すことにした。
比叡山の山々お寺に、身も心も清められたような、すがすがしい気持ちになった。
合掌。


