○ A 「夜の世界に興味があるけど、なかなか踏み込めないでいます、、、」
○ B 「純粋に夜の世界の仕事って、男性はどんなことをするんだろう?、」
○ C 「高級クラブってどんなところなんだろう?」
📌 記事の信頼性
記事を書いている私は、黒服のボーイとして中洲の高級クラブで約1年半アルバイトをしました。
私の場合少し特殊で、このお仕事を勧めて頂いた社長さんに、「この仕事を極めたら、どこにいっても通用するよ」と教えて頂き、プロ意識を持って約1年半勤務しました。
アルバイトの学生さんもボーイとして、勤務は可能ですが正直、アルバイト感覚でこの業界に入る人との意識とは全く違ったと思います。
この記事は、あくまで黒服ボーイとしての立場での内容ではありますが、ホステスやこの業界に携わろうとしてる方々にも有益な情報になるかなと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
・1 コミュニケーション能力UP
高級クラブでは毎日何十人、何百人のお客様と出会うことにより、コミュニケーションにおける場慣れを間違いなくできるかと思います。
これはお店の雰囲気やママの経営論、お客様の性格など色々考慮した上でのお話にはなりますが、
基本的にこのような社交場では、非日常を求めてらっしゃるお客様が多く、ボーイとしてのコミュニケーション能力の質もかなり問われます。
経験談からお話すると、「ちょっと変わったおもしろい子」みたいなイメージだと業界的においしいです。
基本的にお客様と女の子が楽しむ社交場なので、ボーイが口を出すシーンというのは極めて低いのですが、私はお客様から席に呼んでいただく場面をかなり頂きました。
📌 ポイント
これは意識的にやっていた事なのですが、出勤前のキャストレディとの何気ないコミュニケーションがかなりポイントになっていきます。
普段の生活の話、例えば私の場合ボーイで働きながら、全国、世界で通訳の仕事も昼間してたので、そのような会話は女の子の頭にも残りやすいです。
女の子はお客様を楽しませるために、テーブルで華やかに振舞います。そこで何らかのタイミングで私の話をお客様に振って下さるんです。
ちなみにこれはお店の売上がいい女の子ほど、ボーイをうまく会話に混ぜている気がしました。
もちろんそこからの、会話の流れは
「え、ならお兄ちゃん!ちょっと英語で自己紹介してよー」
これでお客様から、ドリンク一杯必ず頂けます。
女の子の売上にもなり、お店の売上にもなり、私はお客様からたくさんのお話とおいしい料理やお酒を頂く、まさにWIN-WIN-WINです。
このようにして、相手にGIVEしながら、自分も幸せになっていく。この考えは社会に出て、必ず活きるスキルです。
・2 アイデアとビジネスの集合体
やはり高級クラブのお客様は、権威ある方が多く、幅広いビジネスに精通してる方が多いです。
正直、当時社会の右も左も知らなかった私からすると興味ある話題ばかりが繰り広げられてました。
もちろんお客様に気づかれないように聞き耳を立てて、話を聞きます。
もちろんテーブルの状況、お客様や女の子の様子を伺いながら、ホールで準備します。
当たり前ですが、個人情報は守ってください。
📌 私の実体験
東京からのお客様で、昔サッカーのトヨタカップの際に、日本の対戦国の監督の通訳をした事があるという話がテーブルからチラッと聞こえました。
もちろん、「通訳」というワードに反応した女の子が私をテーブルに呼んでくださり、話題はその話で盛り上がりました。個人的に連絡先も交換し、後日改めて店外で、情報交換をさせて頂くみたいなケースは多々あります。
・3 オトナの品格を学ぶ
📌 ここでのポイントは2点
・その① お願いします!と言われたら負け
・その② 身だしなみの徹底
順番に解説していきます。
その① お願いします!と言われたら負け
基本的にお客様と女の子の会話をさえぎる原因は、全て黒服、ボーイににあります。
クラブではドリンクを注文する時又はお客様を洗面台にご案内する時に、女の子が
「お願いします」というのが一般的です。
これも全て常に全てのテーブルを把握していれば、何も会話をさえぎることなくスムーズに進みます。
人気繁盛している高級クラブは意外にも、黒服のプロ意識がしっかりなっているお店が間違いなく多いです。
「女の子の接客クオリティ = 黒服のプロ意識」
これは実社会でも必ず活きるスキルです。
その② 身だしなみの徹底
当たり前の話ですが、女の子はお客様とお会いする何時間も前から、ヘアセットをして、綺麗なドレスを着用して、お客様をお迎えします。
当然、黒服もそれに見合った身だしなみを整えないといけません。
📌 チェック項目
・髪に乱れはないか
・シャツにシワは入ってないか
・ブレスケアは大丈夫か
・女の子の名刺に不足はないか
最後の「女の子の名刺に不足はないか?」
これを出勤前に女の子に確認できるボーイはかなりできる人だと思います。
女の子は毎日何十人、何百人のお客様とお会いします。意外と自分の名刺を整理してない方が多く、接客中に「お願いします」と会話を遮り、ボーイに名刺を準備してもらうというシーンをよく見ました。
防げる「お願いします」は事前に防ぎましょう。
・4 ママを大切にすると幸せになる
クラブにはママという絶対的な存在がいて、ママが我々黒服の一番上にいます。
上記に挙げた接客もそうですが、やはりたくさんの事を学ばせて頂く代わりに、ボーイとして、お店の為に一生懸命することがママへの恩返しになります。
一生懸命がむしゃらに頑張ってたら、ママが営業後美味しいお店に連れてってくれたりします。
わたしの場合、営業後はほぼ毎晩ママにご飯をご馳走してもらいました ✌️
・5 経済的サポート
黒服、ボーイは質の高い接客を求められる為、やはり給料も一般的なアルバイトより高いです。
私は当時は時給1500円でしたが、お客様からよくチップを頂いてました。
お客様から喜ばれれば、それだけ自分の時給も上がっていきます。これは完全フルコミッションの外資系金融マンとして働いていた時にかなり活きていて、人生の糧となってます。
またお店によっては、金欠の場合前借りという方式をとれるお店もあります。一度ママに相談してみるといいかもです。
📌 まとめ (高級クラブのボーイをして良かったと思うこと5個)
- 1 コミュニケーション能力UP
- 2 アイデアとビジネスの集合体
- 3 オトナの品格を学ぶ
- 4 ママを大切にすると幸せになる
- 5 経済的サポート
私はお金を稼がないと、この業界を知ることができないと思っていました。私と同じく、そう思われてる方ももしかしたらいらっしゃるかと思います。
私が実際にお客としてではなく、黒服、ボーイの立場として学んだこの経験が少しでも、皆さまの何かを後押しできたら嬉しく思います。
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