父の命日 | ラベンダー2012のブログ

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17才の誕生日だった。




「お肉が食べたい。」




そう言うと、父はとあるステーキレストランへ連れていってくれた。


大阪の街を一望できる、某建築会社の最上階。


メニューを見たら、最低のコースでも目が飛び出しそうな金額だったけど、好きなものを選びなさいと言われた。


私は、一番シンプルなコースにした。





父は、脱サラをして会社を立ち上げた。


仕事は順調で、暮らしぶりも年々ゆたかになっていた。



まわりの子たちよりも、ずい分と裕福な暮らしだった。


私は学業で頑張らなければと思い、勉強は嫌いだったけど、常に学年でトップの成績をとっていた。






働くようになったら、最初のお給料で両親を北海道に連れていきたいな。


運ばれた料理を家族で楽しみながら、そんなことを考えていた。






それから、2週間後。






私は制服を着て、父の葬儀にいた。





あれから、命日やらなんやらでお寺さんが来てたのは記憶にある。


でも、命日がいつなのか、はっきりとした日にちを今も知らない





いつ知るのだろう。


それは、自分の余命がわかったときかもしれない。




その時は、やっとお父さんに会えるって嬉しくて仕方がないと思う。


私、頑張って生きてきたよ。すごいでしょ!って報告できるから。