トングブーツ♡禁断の儀式

恐らく生まれた時から靴下が大嫌いで

ちゃぶ台の上で寝かされてた赤ん坊の時に

既に靴下をいつも勝手に脱いでしまってたらしいが

幼少時の写真でも真冬に裸足ってのがフツー

しかし昭和な写真だなｗ

子供の頃はゴム草履と言ってたが

今で言うフリップフロップ

要はビーチサンダルが最も好きな履物だった

学校では構内で靴下履きに上履きを履くのを強要されるが

体育の時以外なら裸足でゴム草履だっていいのに

その方が足のほてりが気にならず勉強に集中できるのに

と、凄く理不尽さを感じてた

今は本社勤務であろうと

お客様と対面する機会もリモートならば

裸足にビーチサンダルでも文句は言われぬ環境なので

なんか素敵な裸足に近い履物を探してみたが

こんなトングブーツがあったのでポチってみた♪

イベントなんかでショートパンツの時には

ロングブーツがマストなのだが

基本的に3月～11月はサンダルなので

無理してロングブーツ履いてるの

しかも長時間だとツラかった

でもこのトングブーツならOK♡

てか、還暦近いのにショートパンツの方が

考え直すべきだったか？！

さて

タイトルにある「禁断の儀式」って

何なのかと言えば・・・

ドールの箱出し

ドールとはリカちゃんやバービーのような

着せ替え遊び用のドールで

自分はバービーをたくさん持ってたけど

1度も箱から出したコトがなくてね

今も10体のバービーがいても

どれも箱入り娘のまま

子供の頃はリカちゃんもバービーも
まだ誕生したばかりの時代

お金持ちの家の子ほどリカちゃん派で
素敵なハウスやお洒落なドレスをたくさん持ってたのは
金持ちの親は娘にねだられずとも
リカちゃん一式を買い与えてたからね

逆に貧乏人の娘ほどバービー派だったのは
なんとか1体のドールを買ってもらうのが精一杯だと
豪華なドレスでお姫様に扮してるバービーを
ねだるからではないかと・・・？

祖母は自身が人形好きでもあったので
豪華なドレスのバービーを何体も買ってくれはしても
ドールを箱から出すのを一切禁じられてて
箱に入ったままで飾ってた

自分は美しいモノを眺めてるだけで幸せになれるし
替えの服を持ってなかったので着せ替えのしようもなく
素直に言いつけを守ってて
未だに1度も箱から出したコトが無いワケで

ところが箱入り娘のバービーたちは
箱ごと次々に家出しては
2度と帰ってこず

それは小さな女の子連れで訪問された際に
祖母はすかさずバービーを箱から出して遊ばせて
そのままお土産にあげてしまってたというね

バービーに限らず、ぬいぐるみでも何でも
そんな風に自分の留守中に忽然と姿を消してたので
いつものコトだと気にしてなかったけど
汚したり壊したりするからって
自分には箱出しタブーとしてたのに
他所の子によって箱から出されたバービーは
服を脱がされたりして無残に踏み躙られてたので
その場面を目撃した瞬間のショックと
それを看過してる祖母に対して
はっきり言って絶望したね

他所の子には許可しても
自分だけが許してもらえないんだと！

父親に凶暴な子だと烙印を押され
母親には疎まれ、押入れに閉じ込められてた上に
祖母にも見放されたような気分になり
泣きながら蒸発したバービーたちを思い出して
ただひたすら絵に描いたのが
昨日のコトのように鮮明に思い出せる

疎外感なるモノを初めて思い知った日で
他人に劣等感を持つ癖がついたのも
思えばこの時からだったのかもしれない

でもそれは換言すれば
保護者への依頼心を持たなくなり
劣等感に苛まれぬように他人の何倍も努力するのを
当たり前として自身に課すようになった
ある意味、輝かしい未来への一歩だったかと＾＾

以降、祖母にバービーをねだるのはやめて
大人になったら妥協せずに欲しいバービーを買おう！
と決心して今に至るるる～

現在、自分で買ったバービーたちは
箱入りのまま飾られててまだ誰も家出しておらずｗ