デイジーも編みたいのだが
その前にどうしても紅梅が編みたくなって編み始めた
そしてここまで編んでみてどうも梅っぽくない?!
梅独特のころんとした可愛らしさが出てなくってよ><
でもまあここまで編んじゃったし
このまま編み進めてしまおうかと思う^^;
ここ最近ハマってるおやつはブッセ
しかもこのゴルゴンゾーラとはちみつのが美味しい♪
本来、ザクザクと歯応えのある方が好きなのだが
今は本社勤務になって大勢いる中で
バリバリ音さしておやつ食べるのは気が引けるので
シャトレーゼで色々買って食べてみた結果
これが1番無難で美味しかったのでねw
洋酒ケーキも良いのだけど
手がべとべとになってしまうのと
こぼした後もティッシュを敷いてても
やはりべとべとになってしまうので職場向きではなかった
そしてお正月のお菓子には
宝来屋さんのいちご大福と花びら餅
今年のお正月は色々あって餅を食べ損ねたので
餅と言えるモノはこれしか食べずwww
それにしても寒くなってきたので
ランチは温かいお蕎麦ばかり食べてるよ
けんちんそばは野菜がたくさん入ってて
1つ1つ食べてると早飯の自分でもゆったりできて
凄く温まって幸せな気分になるね
とろろそばが大好きだけど海苔もたっぷり!!
白くて柔らかい主食(ご飯、うどん、パン)が苦手なのと
ランチに行く時間が14時過ぎるコトが多いので
もう必然的にお蕎麦しか食べないので
わざわざ写真撮ったりしないのだけどたまにはね
ありがたいコトに美味しいお蕎麦屋さんがたくさんあって
しかもいくつかの店は通し営業だったりするので
ランチ難民ではなくってよ^^
はちとくまは朝っぱらからぐうすか
はちの背中の矢印模様、本人(猫)は知らないんだよね
くまの方は何のカタチだろう、これ・・・
全体的に白っぽいのはくま
はちは模様部分の色も黒っぽい
で、記事タイトルの琥珀・・・
最新材料化学としての鉱物に興味を持ってたし
宝飾品として歴史的文化遺産級の鉱物も
史実と絡めてみると趣のあるようなモノならば
それを鑑賞したり学術的な認識を持ちたいとは思ってた
でもデパートで売ってる装飾品を身に着けたいとは思わず
それは今もそうでアクセサリーを付けるのがメンドウw
身に着けなくても財産として宝石を欲しがる人がいるけど
世間で思われてるほどの財産的価値は無くってよ
そんな自分が¥380の琥珀のリングを購入したのは
1993年の夏だった
そして本トは虫入りのが欲しかった・・・
と言えば、わかる人にはピンとくるであろう
マイケル・クライトンのSF小説『ジュラシック・パーク』が
スティーヴン・スピルバーグによって映画化されたがこれで断然、琥珀が欲しくなったのだよ
この映画を知らない人の為に
ストーリーとは別に琥珀に纏わる設定だけを解説すると・・・
サファリ・パークは動物を
動物園みたいに檻に入れて飼ってるんじゃなくて
実際に生息してるサファリと似た環境で放し飼いしてるが
その恐竜Ver.が「ジュラシック・パーク」※
※恐竜は中生代の三畳紀~ジュラ紀~白亜紀に生息してた大型爬虫類なんでジュラ紀からジュラシックと命名されてる
恐竜が6500万年前に絶滅してしまったのは誰もが知るところだけど
その現存しない恐竜を現代に甦らせて
コスタリカの孤島に「ジュラシック・パーク」を建設するという
一大アミューズメント・パーク計画が極秘のうちに進行してたって設定
そして映画の中で恐竜を蘇らせるバイオテクノロジーに用いられてるのが
ドミニカ産の虫(蚊)入り琥珀
この映画に対する興味は単に恐竜が好きで
その姿を当時としては最先端のCGで見たかったってのもあったけど
琥珀によって恐竜が復元されるプロセスがどのくらいリアルに描かれてるか
この部分が大きかった
そこに集中して観てたので
前半は恐竜も出てこないせいもあって
ストーリーを追わずにそのことばっかり考えてた
ところが少年ティム役のジョセフ・マゼロ
この子がもろに好みの美少年(↑)で
後半はティムを見つめる目がすっかりハート型に・・・
って、 美少年に対する好奇心と科学的探求心では
美少年に対する好奇心の方が勝ってたと!?
それにしてもあれから30年か・・・
30周年記念のこんなの出てたよ
そうそう、ティム役のジョセフ・マゼロは
ちょっと前に『ボヘミアン・ラプソディ』で
ジョン・ディーコン役をやってたね
『ジュラシック・パーク』以来、琥珀に関して色々調べたら
これが本ト深くて、掘り下げてくのが愉快だったので
今でも自分の中には琥珀アンテナがあるw
さて
前記事(最後にリブログしてある)にも書いたけど
太古の昔に人類はどうやって琥珀を発見したのかってのは
鉱山の採掘によるPit Amberと海岸に漂着するSea Amberがあって
琥珀が発見された頃は旧石器時代となれば
まだ採掘が行われてなかったのは明らかなので
人類に初めて齎された琥珀がSea Amberだってコトは明白
そうなると最古の宝石は琥珀か
もしくは真珠であると推測できるよね?
旧石器時代の人類が海辺で琥珀を拾うのと同じくらいの確率で
貝を食べようとしたら中から真珠が出てきたというのは有り得るるる~
実際、琥珀と真珠のどちらが先だったかは真珠なのだが
いずれにしろ、琥珀と真珠は生物が誕生した海から齎されて
石とは呼びつつも生物由来で純然たる鉱物ではない・・・
自分が琥珀と真珠に惹かれる所以は
そんな壮大な歴史とロマンを持ってて
しかも生命の鼓動を感じられるからかもしれない
【古代ギリシア・ローマの琥珀】
時を経て、琥珀が歴史に登場してくるのは、紀元前12世紀頃。 地中海交易に従事してた商業民族フェニキア人は、 Amber Roadを通ってはるばるやってきた琥珀を東地中海沿岸全域に齎した。 Amber Roadは、Silk Roadの琥珀版で、琥珀の交易によってバルト海から東地中海を結ぶルート。 Amber Roadには、琥珀以外にも様々な品物が流通してたと思われるけど、その中で琥珀は珍重されてて、 後に通貨の役割を果たすようになったらしいね。
フェニキア人に代わって、琥珀に新たな価値を与えたのはエトルリア人。 エトルリア人は、現イタリアのトスカナを中心に定住してた系統不明の民族で、交易によって栄えてた。 高度な文化を持ち、琥珀文化もエトルリア人からローマ人に受け継がれて、香として用いたり、装飾品に加工された。
【ローマ帝国~中世の琥珀】
ローマ帝国は、当初キリスト教を迫害してたけど、380年には国教化する。 その後、キリスト教の礼拝用数珠であるロザリオの材料としての琥珀が、布教と共に広まってった。
中世に入ると、貴族階級の装飾品や装身具、宮廷の調度品に琥珀が使われるようになって、バロック期には、 バロック様式と琥珀工芸の髄を尽くした琥珀の部屋が造られた。
エカテリーナ宮殿の琥珀の間に関するニュースとか目にする度に、心臓を吐き出しそうになるくらい心震えるのだが、今は失われてしまって復元されたとは言っても一から新しく作り直したモノなので、観に行きたいとまでは思わないな。元の姿は壁面が琥珀のモザイクで敷き詰められてて、琥珀の珠のシャンデリアが吊るされ、琥珀の彫刻・彫像が飾られてた・・・らしい。
↑Wikipediaからお借りした写真は元の琥珀の間の写真に彩色したモノ
元々プロイセンの国王がベルリン王宮に造らせたのをロシア皇帝への贈り物として、プーシキンの夏の宮に移送、 これが第2次大戦中にナチスに没収されて、その後行方不明になってるんだね。 通説ではバルト海に沈められたとされてるも・・・定かではない。
【日本の琥珀】
日本では、古墳から琥珀製の勾玉、棗玉などの珠が多く発掘されてるけど、それは北方で採取された琥珀が大和朝廷に献上されてたってコトだよね。 以来、琥珀交易は続き、琥珀の産地は採掘事業が確立。
江戸時代になると、元よりの細工物の工芸品以外にお香や薬にも使用されるようになり、 需要が高まって琥珀採掘は南部藩(岩手県久慈市)の一大事業になった。
で、以下はまた『ジュラシック・パーク』に話が戻って
~琥珀による恐竜復元~
でもこれ、本トに誰得って話なのに長いのよw
だからこそ化学が苦手な人なんかは
眠れない時に読んだら睡眠導入剤にはなるかもwww
【序章】
映画『ジュラシック・パーク』での恐竜の復元方法を解説するに当たって、 映画を観てない人に映画の内容が丸わかりにならない程度に披露しよう・・・ってのも微妙な事態なのだが。
この映画は、琥珀の中に封じ込められた恐竜のDNAを使って、恐竜を復元したというのが前提にある。 DNAは、生物の設計図であり、また生物を設計図通りに作り上げる工房でもあるので、DNAの完全体が1つあれば、 それからバイオテクノロジーによってクローンができる。 このクローン技術は、21世紀の今日では誰でも納得してるだろうけど、その素になるDNAを得るのに使われたのが琥珀ってのは、 ちょっと突拍子もない気がするかもしれない。
なぜ琥珀に恐竜のDNAが入ってたのか?
実はこれこそが、恐竜という爬虫類ならではのエピソードで、同じ状況があっても、ヒトや他の哺乳類ではこうはいかなかったんである。
概要を先に述べると、琥珀には蚊が入ってた。 虫入り琥珀は希少だけど、無い事もない。 そして、蚊が恐竜の血を吸ってたと仮定すると、蚊の腹の中には恐竜の赤血球細胞があるはずだというのだ。 そう言われてみたら、琥珀に封じ込められる直前の蚊が恐竜の血を吸ってた確率も、無い事もない。 そこから導き出された結論は、細胞があれば、そこからDNAが抽出できる=そのDNAを使って、 クローン技術で生物個体が復元できる・・・はず?!
これが、ヒトや他の哺乳類になると、赤血球細胞には核が無い。 核は、生物の設計図であるDNAのありかだけど、そのありかも無いんだからDNAも存在しようがない。 ところが、鳥類や爬虫類の赤血球細胞には核があって、そこにDNAが存在する・・・となると、 理論上は恐竜の復元は可能なんである!
【恐竜復元方法の概要】
実際に、『ジュラシック・パーク』での恐竜復元は、どんな風に行われたのかをまず説明しよう。
使用したのは、先述の琥珀から抽出した恐竜のDNA。 でもDNAは、それだけで存在してる限りは単なる化学物質で、生物の設計図ではあっても、工房がなければ何も作れない。 工房として生物を作り上げるには、DNAが細胞中の核に位置する必要がある。 そのために、近い種の細胞が必要で、ワニの未受精卵が選抜された。
以下、手順を追ってみよう。
ワニの未受精卵から核を抜き→換わりに恐竜のDNAを入れ→中生代ジュラ紀の気候にした孵卵室に置いて待つ →そこから恐竜が孵る・・・これが、『ジュラシック・パーク』に登場する遺伝学者の発案した方法。
一見なるほどとは思うけど、待ってください。 化石化してできた琥珀に封じ込められて、一緒に化石化してしまった昆虫である蚊の、しかもその腹の中の未消化な恐竜の血の、 更にその構成成分の1つである赤血球細胞中のDNAが、上記のような実験に耐えうるべく、保存状態がいいはずはない。 予想としては、むしろずたずたの状態に違いない。
ところが、これを塩基配列の解析装置(コンピューター制御されたシークエンサー)にかけて、何億か何十億だかある配列総てを読み取って、 読み出されたら今度はそれを修復して、完全な恐竜のDNAを再生することができたって、この部分がマユツバ。
100歩譲って、恐竜のDNAが修復されて完璧な形で得られたとしても、それがどんな恐竜になるのかはここまでの時点では謎。 これについて、遺伝学者は最初、「第一の方法は系統発生マッピングです。」と、 恐竜の種類を断定する手段として、気の遠くなるような時間のかかる作業を提示してる。 系統発生マッピングは、DNAの塩基配列の変化の段階を調べて、その結果から、進化の段階のどの辺に当たる種のDNAかを推定する方法で、 膨大な数ある配列の部分的な変化を調べるだけでも、物理的にかなり無理があると思う。 また、その調べ上げたものを比較分析するのがコンピューターにしたって、その果てしない量のデータから種を特定するまでに、果たして至るんだろうか?
DNAの塩基配列は、代を経る度に何らかの原因で部分的に変化して、それが形質として発現してるとその種に変異が起こったとなり、 その変異の積み重ねが種間に拡大して、元の種と違う種に至るまでになると新たな種に進化したとなる。 でも、変異と新たな形質との因果関係が、恐竜のような多岐に渡る絶滅種では、断定しようがないと思うのは素人だからか?
・・・とここまで驚愕と混乱を齎しておきながら、遺伝学者がとった行動が予想以上に凄かった! 「そのまま成長させて、どんな恐竜になるか見守る。」・・・って、遺伝学者が大博打に打って出た(笑) 物語だから、この勝負が当たって、旨い具合に10種類以上の有名な恐竜ばかりが蘇るんだよね(爆) だけど、現実問題として考えたら、そうは旨くいかないはず!!
【本トに恐竜は復元できるのか?】
1番基本的な部分なんだけど、蚊が血を吸ってたのは恐竜に限定されてないから、恐竜のDNAだけ巧妙に取り出すのがすでに不可能では? 仮に、それが可能だったとしても、DNAさえ揃ってれば、即、恐竜誕生とは成し難い。 遺伝情報がそこにあっても、それが発現しなければ生物には成り得ないからだ。 また、遺伝情報が発現したとしても、順序良く発現しなければ、ちゃんとした生物として成り立たない。 よって、話としては面白いけど、実現には奇跡の積み重ねが必要で、そんな稀有な事態を起こすのは到底無理。
ちびの時から恐竜が大好きだったんで、自分なりにその復元方法を考えてた。 映画にしたら必然的過ぎて面白くないけど、琥珀にまで遠回りをしないで、自分のDNAから恐竜のDNAを抽出するって方法。 それこそ系統発生マッピングだから時間はかかるけど。 つまり、ヒトに進化するまでの過程で、近縁ではサルの類のDNAも、遠縁では恐竜の類のDNAも、 遺伝情報として持ってるはずなんで、そこから完璧な恐竜のDNAを抽出すると。 そして、それからどうやって遺伝情報を発現させるかは、ホメオティック遺伝子! ホメオティック遺伝子は、遺伝情報を発現させるか否かのONとOFFの切り替えスイッチのような役割をするDNAを持ってて、 これをホメオボックスと言うのだけど、この辺りの解明がクリアーになれば、恐竜再生は夢物語ではなくなるのだ!!
まだヒトの遺伝子解析が20世紀のうちには無理だろうと考えられてて
バイオテクノロジーに夢を描いて化学を勉強してた頃
こんなコトばかり考えながらHeavy Metalを聴いてた青春だった