昨日はぽかぽかで良い陽気だった

 

 

買い物に行くのにも

コートは不要だったのでこんな・・・

 

 

でもスヌードも要らなかったw

 

 

このスヌードは鎖編みと細編みだけで

ネット状に編んであるので

防寒には今一つ心許無かったりするが

微妙な天候の際には

不要になったら丸めてバッグにポイできて

気楽なアイテムだ^^

 

それにしても昨日はあったか過ぎw

通常ならコートを脱いでも

これくらいの防寒具は必須だwww

 

 

桜の季節には

首に巻いたり羽織ったり

どちらもできるこの便利アイテムは

全体はこんなカンジで大判だ

 

 

桜柄だと可愛くなり過ぎて

自分には似合わなかったりするのだが

夜桜のイメージで編んだら大成功で

2017年に仕上がって以来

この時期に愛用してるるる~

 

さて

ふと思い出したのは

ヴィクトリア朝の画家

アルバート・ジョセフ・ムーア

 

 

YouTubeで作品が観れるとは^^;

 

しかし縦長の女性のロングショットが多いので

横長の画面では魅力も半減なのが惜しい><

 

 

恐らく日本ではそんなに高名ではなかろう

 

ジョン・ラスキンに影響を受けて

モリス・マーシャル・フォークナー社にも

デザインを提供してたりするので

頭の中の相関図では

エドワード・バーン=ジョーンズ

ローレンス・アルマ=タデマ

ウィリアム・ウォーターハウス

シメオン・ソロモン

辺りと被ってるのだが

実際に日本で彼の作品が展示された際には

Victorian Dreamsとして一堂に会された

 

それは1989年のコトだったが

自分はこれを見逃してて

後から図録だけ購入してるのだった

 

当時、どうしても実物を観たかったのは

シメオン・ソロモンのバッカスだけだったのだが・・・

 

 

図録を観てるうちに

すっかり魅了されたのが

アルバート・ジョセフ・ムーアだった

 

 

人物は髪も服も優美ながら装飾過多でなく

あくまでも古典的で自然で

寄り添うように描かれた植物の正確な描写

それでいて家具調度は格調高く

全体に儚い色使い

 

いかにも唯美主義の画家らしいが

そこに確固たるテーマを見出せなくてか

評価がイマイチで「雰囲気の美」などと評され

軽んじられているようだ

 

 

しかしながら

神話や伝説に依らずとも美が存在したって

悪いコトではなかろうて^^

 

描き終わった後からタイトルを付けてるくらいで

例えばこの絵なんかは『ザクロ』だw

 

 

確かにザクロも描かれてるし

全体の色彩もザクロを彷彿とさせるのだが

評価するために絵を深堀りしづらく

評論家から雄弁になる術を失してしまうのだろう

 

また当人が正直者過ぎて

図星を突かれて癇に障った人物が多そうなのも

評価の低さを招いてる気もするが・・・

 

 

そしてこの作品は『アカシア(原題はacasias)』

 

左上に描かれてるのがアカシアで

現在ではミモザと誤用の名で呼ばれてるが

換言すればこの時代には

アカシアはアカシアと認知されてて

ミモザは正しくオジギソウのコトだったのだろう

 

 

立原道造の「ひとり林に…」という詩には

だれも 見てゐないのに
咲いてゐる 花と花

と冒頭にあるが

見られてるという意識から装う女でなく

自然体が美しい野に咲く花のような女を

植物と一緒に描いてるのが

この画家の魅力だ

 

そういう牧歌的な情景を

つまらぬモノだと打ち捨てて

もっと刺激的なモノを求める輩には

この画家の良さは全く呑み込め無さそうだなwww

 

 

自然の驚異である電に見入る女たち

 

しかもそのうちの一人は

その素朴な好奇心を

画家にも一瞬だけ向けたのだろうか?

 

夏目漱石は小説のモチーフに

よく美女や花を登場させてるので

自分的にはこの画家とコラボして欲しかったな