阿づ満や(あづまや)さんのお重♪

 

 

お椀付きで一人前が¥5,500!

ぬこきっつぁんにご馳走になった!!

 

 

先日の三連休最終日に

新年会で16時間くらい呑んで

這う這うの体で帰宅したぬこきっつぁん><

 

 

二日酔いドコロか三日酔いで
しばらく苦しそうにしてて

まともにモノが喰えずにいたが

そろそろ復活するかと思った矢先に

なにやらご馳走になった^^;

 

アンブロージア(神々の食卓)の如く

頗る美味だったのだが

お陰でお正月太り解消が滞ったw

 

あと600g~800g減らせば

ベスト体重に戻ったはずだったのに

そこから逆に1.5kgも増えたって

ご飯を夕食に食べると覿面、肥えるるる~

 

 

しかも自分はまず顔にくるのだが

これは鏡を見ればわかるし

次が手足の末端で

指輪や靴がきつくなるのでわかるのだ(゚*゚;)

 

1kgくらいは誤差の範疇なれど

2kg太った時に違和感を感じられると

そこから痩せて元に戻すのは

そんなに大変ではナイが

そうして痩せてる最中にまた太ってしまうと

今度はなかなか落としづらいので

今回は心して励まねば・・・p(-_-+)q

 

さて

今回、リブログさせていただいたのは

サーシャさんのこちらの記事


 

コメントで書き足りなかったコトを・・・

 

美少年が死ぬと
花や星になるのが常だが
無骨な武人が死んで
美少年と同じ花になるコトもあるとは。(゚д゚lll)ギャボ

ましてや
アポロンに愛でられた美少年ヒュアキントスも
巨漢のトロイ戦争の勇士アイアスも
実は同じヒアシンスの花になったらしいなどとは
にわかに信じられまい。(´д`;)ギャボ

 

ジャン・ブロック『ヒュアキントスの死』

 

オウィディウスの『変身物語』では

アポロンがヒュアキントスの死を悼みながら
こんな台詞を吐く

(前略)また、いつか、名にし負う豪勇のアイアスが、やはりこの花に身を変じ、同じその花びらに、彼の名前が読みとれるだろう

予言の能力を持つアポロンが

ヒヤシンスとなってしまったヒュアキントスを前に
後にアイアスも同じ花になると言うのだ?!

 

 

この一節を初めて読んだ時
オウィディウスの美的感覚に憤慨したのは
自分は耽美主義者として
美醜を一緒くたにして欲しくなかったからだ(;つД`)


トロイ戦争における大アイアスと言えば
頭に血がのぼるのは早いが
頭の血の巡りは遅いタイプで
悪意はナイのだろうが
大男にありがちな乱暴者と見做されてて
嫌われ者でもなかったろうが
恐らく煙たがられてた向きはあったかと・・・

自分はギリシア勢の中では
悪辣で薄情なオデュッセウスが大嫌いだが
それでも亡きアキレウスの武具の取り合いでは
アイアスと争ってオデュッセウスが勝って
ざまぁ~、くらいに思えてたのだから
いかにアイアスが生理的に嫌いだったかって
無意識でも嫌悪感があったのだな

このアキレウスの武具の取り合いから
アイアスの自殺までは
オウィディウスの『変身物語』には
なんと26ページにも渡って描かれてるのだが
アキレウスの死後なので
ホメロスの『イリアス』にはナイ場面だし
他のギリシア神話の挿話集には
詳しく載っておらず

特に【アイアスのヒアシンスへの転身】は
オウィディウスのオリジナルなのか
近代に至ってからトマス・ブルフィンチが
『ギリシア・ローマ神話』で取り入れてるのみだ

 


但し、オウィディウスが
オデュッセウスの主張(言い訳?)に
なんと16ページも費やし
アイアスの自身の武勲と
オデュッセウスの非についての演説にさえ
8ページ使ってるのに
対してブルフィンチの方は
アイアスとオデュッセウスの台詞は
総てカットしてるがね

それでもブルフィンチは
ヒュアキントス死後のアポロンの長台詞は
オウィディウスをそっくりそのまま引用してるので
このアポロンの予言に辻褄を合わせて
仕方なく(?)取り入れたのかヽ(゚∀。)ノ

 



またブルフィンチはその注釈に
その花がLarkspur(ひえんそう)の一種であり
学名がDelphinium Ajacis
(デルフィーニウム・アイアーキス)だとしてて
ヒュアキントス≒ヒアシンス
アイアス≒アイアーキス
とゆー類似性も指摘してるのだ

尤も学名の「アイアーキス」は
近代になってから付けられてるので
むしろアイアスが転身した花を
想い起こした学者(リンネ?)の方が
オウィディウスに倣って付けたのだろうから
何の信憑性もナイがねw

 



今と違ってググれなかったのだから
ブルフィンチが該当する花を探し当てるのは
大変な作業だったに違いナイが
Larkspurでググってみると・・・

 


なるほどヒヤシンスぽい花だ

またDelphinium Ajacisだと・・・

 


いかにもってカンジの鮮紅色のもあった

ソポクレスの悲劇『アイアス』は
アイアスの自殺に焦点を当ててはいるが
やはり【アイアスのヒヤシンスへの転身】はなく
その名に悲しい際に発する「AI:アイ」の音があるコトを
アイアス自らが嘆いてる場面ならある

わしの名がこの不幸と、これほどぴったりとその音を合わすことになろうとは、(後略)

ヒヤシンスのどの辺りが「AI」なのかは
謎だが(-_-;)???

 



ソポクレスの『アイアス』を読むまで
アイアスの死を嘆く妻テクメッサについては
オウィディウスにもブルフィンチにも
全く記述はなく、知らなかったが
そんなだから既にこの悲劇が
大アイアスの方だと知った時には驚いた!

 

だってアイアスの自殺は
まるで悲劇的には思えなくて
アリストパネスなら喜劇になるかも
な~んて、意地悪な見方さえしてたのだ(゚*゚;)

 



しかし『テクメッサの嘆き』なる音楽によって導かれ
アイアスについて色々と読み返してみたら
改めて可哀想に思えてきて
180度見解が変わった

狡猾なオデュッセウスを相手に
言い争って勝てる者はいナイだろうが
アイアスも力比べでもしたら
誰も歯が立たなかったに違いなく
だからアイアスはあえて武力に訴えずに
権利を主張したのだが
むしろオデュッセウスは
弁論術なら絶対に勝てると踏んで挑んだのだ
(オデュッセウスの正にこういうトコロが嫌いだ!)

 



フェアにか、相手に多少有利でも
ギリシア勢の中では確かにアイアスが強かったし
それを皆に認められてるコトこそが
アイアスの誇りだっただろうし
認めてくれてるはずの仲間を信じてた

実際、アイアスのオデュッセウス批判は
自分が聴衆だとして尤もだと思えたし
オデュッセウスが非を覆すのに述べてるコトは
雄弁とゆーよりは詭弁でしかなく
よくぞそこまで恥も外聞もなく開き直れると
憤慨モノだ(゚Д゚;)ハァア?

 



そんなオデュッセウスの主張が通るなんて
アイアスに対しての
同胞としての情け容赦が無さ過ぎるし
孤立無援となったアイアスが抱いた復讐心と
その復讐を果たせなかった末に
自殺に至った無念さは確かに悲劇だ。・゚・(ノД`)・゚・。

 

最後に

セーターがやっとここまで

キタ――(゚∀゚)――!!