まずは飯テロしてみましょうかね
栗おこわ by 宝来屋
毎年、1度は必ずいただいてます^^
フツーの白いご飯は大嫌いなんですが
おこわは大好物なんですw
だからお餅も大好きなんですけど
つまりは粘り気のある糯米(もちごめ)なら好きで
ぱさつく粳米(うるちまい)が嫌いなだけで
これを化学的に解明すれば
アミロースの食感が不味く感じてしまってるんですよね^^;
デンプンの種類には
アミロースとアミロペクチンがあって
粘り気を司どってるのがアミロペクチンなんですが
どちらもグルコース(ブドウ糖)が
一定の結合の仕方で結合してる高分子です
見た目的には(って、肉眼では見えませんがw)
上の図の1本がコイル状に巻かれてるのがアミロースで
アミロペクチンは枝分かれしてる下の図のような形状です
六角形の粒がグルコースを表してます
デンプンが酵素(アミラーゼ)によって
ずたずたにぶった切られてしまうと
もうこれらの形状でなくなりますし
デンプンでなくデキストリンと呼ばれるようになります
なので、デキストリンには
コイルの末端や枝分かれ部分と
マルトース(麦芽糖)が含まれてますが
2つのグルコースが上手く横並びの形で切り出されると
マルトースになるんですね
そしてマルトースが更に分解されるとグルコースになって
これがエネルギー源として使用されるのは
誰もが知るトコロです
そして使い切れなかったグルコースが
脂肪に変換されて蓄積するのも
周知の事実かと思われます><
健康な人の糖質制限はこの余剰グルコースを無くす
=運動量に見合った糖質を摂取する
そういうコトだと自分は思ってます
食べ過ぎたら運動すればいんですよ
それで、比較的緩い糖質制限なんですが
そもそも糖質ゼロを目指したとしても無理でしょう
全く入ってナイ食品なんて殆どなくて
きのこの類とか、海藻とか・・・
ほぼほぼ入ってナイに等しいのが肉・魚・・・
でも魚肉練り製品は増粘剤に
デンプンを使ってたりしますから油断できませんがね
だから糖質制限を否定する人は
安心してください、きっとそれなりに摂取できてますw
あれ?話がそれてます><
糯米のデンプンは100%アミロペクチンなので
もちもちで美味しいって話でした!
とはいえ、矛盾するようですが
コシヒカリならタイ米の方が好きです
なぜってタイ米は炊き立てのをお茶碗によそって
おかずと一緒にもそもそ食べるなんてしなくて
たいていスープと一緒にしゃばしゃばいただきますよね?
グリーンカレーとか大好きですが
それはあのタイ米のしゃばしゃば感がいんです
って、白いご飯が嫌いな理由が
結局は化学的にではなくなってしまいました
ちなみに最もアミロペクチン含量が多い粳米は
コシヒカリだとばかり思ってましたが
今はそれ以上にもっちもちの
スノーパールなんて品種もあるそうですね
と、飯テロだけで長くなってしまいましたが
ここから本題ですwww
フランシス・スコット・フィッツジェラルドの
『金持の青年(原題:THE RICH BOY)』を
野崎孝訳で読んでの考察
2時間ほどで読了したこの短編は
主人公の金持ちの青年アンスン・ハンターの半生の話で
主題はアンスンが結婚しそびれて
三十路を迎える過程にある
なぜアンスンは結婚できナイのか?
読んでる途中で気付いたが
これはタイトルのTHE RICH BOYの訳が
金持ちの青年、てのが間違ってるんじゃナイのか???
(同じ野崎訳でも近年のは『金持の御曹子』)
確かにアンスンは大金持ちの家に生まれついたのだが
そこにぶらさがって生きてってナイ
仕事をして能力を発揮して
自らも稼いでるのだ
金持ちではあるが
勤勉な労働者なんである
多少酒癖は悪いようだが・・・(*゚Д゚)つ[酒]
金の遣い方も実にキレイなモノで
困ってる友人を助け
成功に導いたりしてる
金持ちの青年、と聞いてすぐさま想像するような
労働に縁のナイ、向上心のナイ、思い遣りのナイ・・・ナイナイ尽くし
なのに金だけはある、なんて男ではなく
その境遇以上に気質にも恵まれた男なのである
だからTHE RICH BOYは
THE POOR BOY(貧しい青年)の反語で
恵まれた青年、が正しいのではナイだろうか?!
それではなぜ恵まれた青年が結婚できナイのだろうか???
さて人はどうして結婚できるのだろうか?
またある人はなぜ結婚できナイのだろうか?
結婚する目的は愛のためでも生活のためでも
それはどちらでも好みで構わナイが
とにかくそれによって幸せになるコトなのだ
現状より幸せになれる、と思うから結婚するのだ
逆に結婚の決意ができナイのは
現状維持の方が幸せだ、と思えるからに他ならナイ
アンスンは当に後者である
既に恵まれてて幸せなのだから
それ以上に幸せ、とゆー状態がまるで見えてこナイのだ
しかも更に拙いコトにアンスンは
結婚して幸せになるはず、と素直に夢想してるんだから
タチが悪い・・・。(´д`;)ギャボ
そしてもっと根本的な問題もある
アンスンは相手の女性に対して情熱がナイ
彼女がいなきゃもれなく不幸だ!
なんて思えるほどに
女を狂おしく愛せてナイ。(゚д゚lll)ギャボ
そうして躊躇してる内に他の男にとられてしまうのだが
ここでまたアンスンは無駄な性格の善さを発揮して
奪い返す気さえ起きなければ
羨む気も起こさナイ
まあ何もアンスンほどの大金持ちでなくても
母親が家事をやってくれるか
もしくは自分でこなすのに労苦を感じナイ男が
日々の生活を
不幸が身に沁みナイ程度に楽しく過ごしてれば
特定の女に対して
慰めや癒しを求める気持ちは
薄らいでしまうんではナイだろうか?
それならそういう男は
幸せにしてあげたい
と思えるような薄幸の女性にでも
出会えば゚+.(・∀・)゚+.゚イイ♪
しかしそんな出会いがなければ
結婚ができナイままアンスンのように三十路を迎えるのだ
尤も現代日本には
そうして四十路も五十路も迎えてる男が大勢いる
男女共に歳を食うほど
つまらナイプライドに縛られてしまうから
結婚も恋愛もどんどん難しくなる
弱い男ほど強がって生きてて
陰で支えてるのがたいしたコトナイ女
なんて図こそがもれなく健全で正しいのかも?
ところで同じアメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイは
この物語に異を唱えた!
金持ちの解釈が間違ってる、とゆーのだ!!
そして自らの作品『キリマンジャロの雪』で
そこに言及してるそうだが
これは映画を観てるはずなのに
内容が全然思い出せん
生真面目に婚活して
結婚前にお互いにダメ出しせずに
結婚してからダメな部分を諦めるのが正しい
それ以上に
一生かけて相手の素晴らしい部分を発掘しなくちゃって
自分だけがその発掘隊員になるのを決意して
日々、取り組むのがよろしい
婚活疲れしてるよりは楽しいと思うけど・・・