ヘンリー8世絡みの映像を立て続けに視聴しながら
『罪人を召し出せ』を読んでます
 
ヘンリー8世の物語にしては異色で
平民から王の秘書官にまで上り詰めた冷徹なトマス・クロムウェルが
主人公に据えられてます^^;
 
 
1535年9月から始まってるので
その2ヵ月前に『ユートピア』の著者トマス・モアは処刑されてます
 
そして1536年1月にキャサリン・オブ・アラゴンが亡くなり
その後、馬上槍試合を開催してるんですが
クロムウェルは息子も出場するのにこれを観に行かず
ヴェネチアで出会った老騎士との思い出に浸るシーンがあります
 
そこで出てくるのが
ティツィアーノとジョルジョーネが
片側づつ描いてる壁画で
ジョルジョーネがヴィーナスを手掛けて
リアルト(橋)側をティツィアーノが描いてる最中だと
説明を受けるシーンがあります
 
自分はティツィアーノの大ファンですから
え?どんなの???となります
 
こういうの気になって調べちゃうから
飛ばし読みしてるワリに
読み終えるまでに時間がかかるんですよね^^;
 
まずリアルト橋はこんなです(Wikiより拝借)
 
 
でもこうなったのは1557年ですから
クロムウェルがヴェネツィアにいた頃は違ったんですね><
 
ちなみに設計を公募したそうなんですが
その際にミケランジェロも応募してたそうです^^
 
ググりまくった結果、判明しました!
 
老騎士の名は記されてませんが
その友人の名がカール・ハインツなので
2人はドイツ人らしいコトがわかります
 
そしてFóndaco dēi Tedeschi(フォンダコ・デイ・テデスキ)なる
ドイツ人商館が1288年に作られてて
ここにジョルジョーネとティツィアーノの壁画がありました!!

こちらがジョルジョーネ(Wikiより拝借)
 
 
ヴィーナス・・・なんですかね?
 
そしてこちらがティツィアーノ(Wikiより拝借)
 
 
これは複製画から察するにユディトのようですが・・・
 
 
どちらも1508年に完成してたようですが
1508年だとティツィアーノはまだ20歳そこそこです滝汗
ジョルジョーネは1510年に33歳の若さで亡くなってますから
30歳ちょいくらいですかね・・・
 
それにしてもついこの間
ルネサンス年表を作成しておいたんですが
ヘンリー8世を主軸にしながらも
まあ好きだからってだけで殆ど関係ナイのに
ティツィアーノを入れておきましたが
大正解でしたね笑い泣き
 
ティツィアーノはヘンリー8世より2つ年上なんですね
 
歴史的な流れで地域毎の縦の時系列ほどに
地理的な横軸が繋がりにくいモノですが
こうして繋がると心が晴々しますキラキラ
 
速読で読書量が多くて
ちゃんと内容も頭に入ってる人って
それはそれで凄いと思いますが
自分は飛ばし読みでも
アンテナが引っ掛かった部分は深く掘り下げて
納得いって悦に入る読み方が
どうにも愉快過ぎてやめられません音譜
 
そして物理量的には全然ですが
今日中には読み終わりそうにありませんチーン
 
既にあと2ネタありますしねラブラブ