2001年 初夏
テルは支店の店長引継ぎで、時々名古屋に来ていた。
名駅前の中小企業センター側の2階の洋風居酒屋で
2人で送別会をすることになった。
余りの楽しさに時間の経つのも忘れて終電に乗り遅れ、
私は途方にくれてしまった。
ともかく、自宅には携帯で実家に泊ると伝えた。
でも、実家迄の高額なタクシー代は持ち合わせて無かった。
如何しようか悩んでいる私を見かねて,
「出張で来ているから、ビジネスホテルに泊っている。良かったら泊る?!」
とテルが私に言った。。。
少し考えて、他に良い考えも浮かばずxxxxx。
「でも。。。」と言うと
「俺なら大丈夫。 絶対!!何もしないから!!!」
テルの真剣な目に、信じてみようと思った。
1つのベットにテルは着替えて、私は服を着たまま寝て。
蒸し暑い夜、お互いの気配は感じつつウトウトと眠った。
テルは本当に私に手を出さなかった。
それが一段とテルを好きにさせたのコトなのかも。。。