横浜の姉家族の引っ越しに伴い

家族の愛犬チワワのマフちゃんを

預かって二日目の夜中

マフちゃんはお腹を壊しました。




元々マフちゃんは初めての人々

場所などの

これまで見たことのないものに対する

好奇心がとっても旺盛な子で

初日大興奮して私たちに挨拶して甘え

家の中をあちこち偵察して歩き回り

ハイテンションで眠りにつきました。



姉の話によるとマフちゃんは

人が大好きでそのためか

とても寂しがりやで夜は一人で眠れない

とのことだったので

夫の部屋にサークルを設置して

一緒に眠るようにしていました。

マフちゃんがすぐに出入りできるように、サークルの入り口は開けたままにしていました


ベッドで眠る夫とは

目線の高さが違ってしまいますが

お部屋に一人ではないので

何とかマフちゃんが眠ってくれると

よいけれどと思っていました。

のちに夫は床にお布団を敷いてマフちゃんと同じ目線で眠り、マフちゃんを安心させてあげることができました



初日の夜中、「キュー」という

とても悲しげな声でマフちゃんが

鳴いているのに夫は気づき、

すぐさま「大丈夫だよ、そばにいるからね。」などと声がけをすると

その時はほどなくして眠ったそうです。



ところが二日目の夜中もマフちゃんは

前日と同じように「キュー」という

とても悲しげな声で鳴いたので

夫は同じようにマフちゃんに

声がけをしたそうなのですが

その時はなかなか鳴き止まなかったので

夫はマフちゃんのすぐそばで

しばらく寄り添っていましたが

マフちゃんはくるくるとその場を回りはじめ(おトイレ前にみられる動作のようです

おトイレをみてみると

お腹を壊しているのがわかりました。



その間、夫はおトイレシートを換えたり

いろいろと処理をしているうちに

朝になったので二階におりてきて

私にマフちゃんにあったことを

いろいろ話してくれました。




夫の部屋に置いてある

マフちゃんのベッドとは別に

皆が集まるリビングにも

マフちゃんのベッドは置いてあり

姉が三種類ほど洗い換えのために用意してくれていました

マフちゃんはそこでうつぶせになり

ひたすら眠りにつきました。


私たちも用事がない時はなるべく

マフちゃんが不安にならないように

そばについていることにしました。



マフちゃんのそばで家族でいろいろな

話をしていました。


姉は

マフちゃんは外に預けられ慣れていて

どんな人にも友好的に接して

二週間ほどの長い期間も

ペットホテルで問題なく過ごしていたので、マフちゃんがタフな子だと

言っていたけれど

本当にタフだったのかな?


誰にでも友好的なのは

もちろん人や他の動物さんを好きで

だから自分から近づいていくのかも

しれないけれど

マフちゃんは自分が小さくて弱い存在だと自分なりに知っていたから

自分を守るために知恵を働かせて

どんな存在とも平和的に接していたんじゃないのかな? 


今回、まったく知らない人たち

知らない場所に長い間預けられることは

やっぱり大変だったんだろうな


ペットホテルも今回の引っ越しのためのお泊まりは短い期間だっただろうし

家族もすぐにお迎えに来ただろうから

二日目になってもお迎えに来ない事が

わかって

これまでたまっていたものが

みんな出てきたのかもしれないね


マフちゃんは自分を守るために

周りをよく観察して情報を集めて

ただ自分から行くだけではなく

状況をみて自分から引くこともしていたんじゃないかな?


本当はとても繊細で気を遣う子なんじゃないかな?



そう思わせるようなマフちゃんの様子が

のちによく垣間見えました。


じっと相手をみて相手の態度次第で

出方を変えているのに気づいた時、

とても頭のいい子で気遣いする子なんだなあと感じました。

息子もマフちゃんにはすべて見透かされているような気がする、と言っていました



姉の家の引っ越しが決まり

どんどん家の中が慌ただしくなって

いろいろなことで家族が忙しくなると

私の所にくる前にも何度か

ペットホテルに預けられていたこと、


家族総出でバタバタと荷物を

箱に詰めていく間マフちゃんは

当然あまり構ってもらえず

すぐそばでわがままにならずに

箱詰めの様子をじっと見ていたこと、


などをのちに姉から聞いた時、

マフちゃんの我慢がもう限界を達して

寂しさでホームシックになり

こちらにきて二日目の夜にとうとう

お腹を壊してしまったんじゃないかと

いう推測に私たちは至りました。



マフちゃんを預かる前に姉から

マフちゃんがお腹を壊した時は

朝ごはん昼ごはんを抜いて

夜からごはんをあげてねと

聞いていたので、お食事は

それまで用意しませんでしたが

どちらにしてもグッタリと元気がなく

ひたすら体力温存のために

じっとうつぶせて休んでいました。



幸い、というか

私たちの家から歩いて二、三分の所に

動物病院があり

何かあってもそこに連れていけば

いいよねと家族で話していましたが

もしもの時のためにマフちゃんの保険証も預かっていました

できればこのまま回復してほしいと

家族みんなで願っていました。

それでも念のため、

動物病院のホームページで

診療時間や休診日などの確認をして

もしもの時に備えていました。



夕方頃になるとマフちゃんは

ソロソロと起き出してきましたが

朝から何も食べておらず

水も飲んでいないので弱々しく

何か柔らかいものからあげてみようと

まず、おやつちゅ~るをあげてみましたが、食べようとはしなかったので

シャーベット(カップゼリーのようなもの

を砕いて口に持っていきましたが

こちらもいらない、と横を向き食べません。


いきなり普通の食事は心配だったので

お昼ごはんに入れるはずだった

とりささみのキューブを小さくちぎって

あげてみてはどうだろうと話し合い

夫が手のひらにちぎったとりささみを

マフちゃんに差し出してみると

すごくお腹がすいていたのか

あっという間に食べてしまい、

そこから少し時間をおいてから数回

同じものを少量ずつあげてみたら

どんどん食べてくれ、

マフちゃんはお肉を食べて回復したかったのかと家族で納得しました。


そして今回の体調不良を何とか自力で

乗りきってくれました。


私たち家族がどんなにホッとしたか

本当に良かったと思いました。



姉に連絡をしてマフちゃんがホームシックであろうことを知らせたら

姉はびっくりして(タフだと思っていたので)いましたが

私たちの提案で、翌日LINEのビデオ通話でマフちゃんは姉家族の声を聴くことができました。


声は聴こえるものの姿は見当たらない

実際の姿はない)ので

少し混乱していましたが

声を聴いたことで少し安心できたのか

前日の夜にごはんも食べられるように

なっていたこともあり

滞在中お腹を壊すことはもうありませんでした。





家にきてくれて二日目に

そんなことがあり、みんなマフちゃんに同情してしまったので


こちらに滞在する二十三日間は

マフちゃんのロングバケーションにしてあげよう!


おもいっきり甘えさせてあげて

いっぱい遊んであげよう!


お散歩でいろいろな所へ連れて行って

楽しませてあげよう!

お散歩に関しては息子がマフちゃんをお迎えする前からお外が好き、ということを聞いていろいろ連れて行きたいと言っていました


などなど


マフちゃんに嬉しいことをたくさん

してあげよう、ということになりました。



マフちゃんはその後日々

いろいろなことを満喫して楽しんでくれていました。


でも、私たちがお世話をした

というよりも

私たちがマフちゃんからもらったものが

とてもたくさんあったように思います。



そして

マフちゃんが姉家族と共に

新しいお家に戻る時に

信じられないような変化が(嬉しい変化が)起きていたことがわかり

私たちも姉家族もびっくりしました。



その事はまた続きを書きたいと思います。





お読み下さってありがとうございました

おねがい