「明日は何をしようかな?」 と、明日の事を考えられる私達は幸せです。
「明日の自分の命は無いかもしれない・・ 」
 今日1日を生きるのに精いっぱいの人が世界中には未だに沢山います。

 そして今の私たちの生活の平和を守る為に、 
日々鍛練と勉強を続けてくださってる方達が沢山おられます。

その方々の中で今回は、陸上自衛隊を紹介させていただきます。

 でも陸上自衛隊って!?
「日本陸軍」・この近代陸軍の創設は明治元年。
鳥羽伏見の戦いに始まった戊辰戦争に勝利を収めた新政府の最初の課題は「日本の近代化」
 これは郵便制度・鉄道の開通よりも先んじて遂行していかなければいけない文明国家の死活的要求でした。
 そこで明治国家は有力藩の兵を招集して国軍形式をつくり、廃藩置県・徴兵令・・  
全国に6か所の軍司令部を置き「国民皆兵」による軍隊を組織。
 その後治天皇自ら軍旗を授け、ここから近代日本陸軍の歩みが始まりました。
 この日本陸軍創設に最も功績のあったのは長州藩(今の山口県)の大村益次郎氏だと言われています。
 

 今回Roseは、福岡県久留米市、
日本に唯一ある(と聞いています)
「陸上自衛隊幹部候補生学校」
簡単に、「陸上自衛隊の幹部を養成する学校。」
に行ってきました。
 
ここ幹部候補生学生の校風
「質実剛健にして清廉高潔」

幹部候補生学校 剛健五訓として
1.誠実にして怠る勿れ
2.闊達にして偏る勿れ
3.勇敢にして臆する勿れ
4.強靭にして挫ける勿れ
5.謙虚にして驕る勿れ

この学校は、陸上自衛隊幹部自衛官の心のふるさとになっているのです。 


そして、その敷地内にある史料館(雄健史料館)。
ここは1年に3日間程 指定月の第4日曜日だけという感じで一般公開されます。
 (7月26日と8月23日と・・そんな感じです。)
この史料館は幹部候補生の資質教育に資することを主としますが、
併せて部内外の人々に国防についての理解を深めてもらうために設けられたということでした。

学校の入場門は勿論、警備。
 中に入る理由(史料館見学)を伝え その後、見学者全員の名前・住所・年齢等と、乗ってきた車の車種・ナンバーを伝えて 入場者と車の許可証をもらいます。

史料館の入口。
最初に目につくのは入り口にある
小野田寛郎(ひろお)少尉の本人等身大の立て看板。

 小野田陸軍少尉といえば
 フィリピン・ルバング島での戦いの後、
戦争終結を知らずに戦後30年の間軍規を死守

昭和49年2月に戦争が終わったことを当時ルバング島に来ていた鈴木青年と出会い、戦争が終わった事実、そして日本に帰ることを勧められましたが 「命令が無ければ山を下りれない」と帰国を拒否。
 その後 元上官だった谷口氏(元少佐)から3月9日に命令を下達されての任務終結。 
1974年3月12日に帰国。

その小野田氏は久留米で訓練をうけていたのです。
 昭和19年1月久留米市第一予備士官学校入校。
その後、当時の中野学校二俣分校(現静岡県浜松市) に入校。
東京中野学校といえば (私的に勝手に言い換えたら)、当時日本トップクラスのスパイ養成学校。
 この知識と忍耐力があったからこそ 戦後30年もの間潜伏生活を続けてこれたんだと(私的に勝手に)思いました。

 史料館の展示室の中心には小野田氏の軍刀が光輝いて飾ってありました。


 ここの史料館、撮影は無理と思っていたんですが 横で丁寧に説明案内してくれた方が、「写真、どうぞ撮ってください!」 なんて言ってくださるものだから・・ じゃあ遠慮なく!



潜伏中に使っていた生活用品等々も沢山並べられてます。
包丁やお皿とか、それこそ弥生時代か古墳時代? なんて想像できそうなモノも・・

軍刀はいつも手入れが行き届いてた状態だったらしいです。

 



ここでは、それ以外には7つの展示室。
、明治時代、日清・日露戦争から大東亜戦争に至る日本陸軍に関する莫大の史料とそれにかかわった人物の紹介が展示されています。
 膨大な数の素晴らしい先人達のお名前と功績の数々。
本当に多いのでRoseの勝手な趣味と興味の範囲で一部抜粋して紹介させていただきます。 
お名前を紹介できなかった英霊の方々、本当に申し訳ありません。

 第1室 陸軍の創設
明治初期の陸軍の創設「近衛歩兵第一師団」
西南の役(西南戦争1977年)
日清戦争(1894~95年)
北清事変

第2室 陸軍の発展と国運をかけた戦い
八甲田山雪中行軍(福島大尉)
日露戦争(大山元帥 乃木希典大将 橘少佐)

第3室 陸軍の近代化
第一次世界大戦
満州事変(荒木中尉)
肉弾三勇士
(イメージ画像お借りしてます)

第4室 東アジアにおける戦いの始まり
支那事変(西住中尉)
ノモンハン事変(酒井大佐 山崎中尉)
突撃の図

(イメージ画像お借りしてます)

第5室 大陸での戦いから太平洋での戦いへ
大東亜戦争
マレー・フィリピン作戦(山下奉文(ともゆき)大将 他)
ビルマ作戦(加藤中佐 黒岩大尉)

第6室 攻防の転機から守勢へ
ガタルカナル島(若林中尉)
アッツ島(山崎大佐)
ニューギニア・ビルマ関連(安達中将 
金光・宮原少佐 他)
ペリュリュー島・フィリピン関連(中川大佐 米津少尉 他)

参考までに♪(1)
「フィリピンで初の神風特攻出撃のお話」 byRose
http://ameblo.jp/rose-usa/entry-11627625453.html


第7室 陸軍最後の敢闘
硫黄島(栗林忠道中尉・西竹一中佐)

 参考までに♪(2)
「硫黄島での戦いのお話」byRose

http://ameblo.jp/rose-usa/entry-11510618534.html
沖縄関連

ソ連軍侵入関連


終戦後戦後関連として・・
 (銕尾(てつお)少佐夫妻 小野田少尉 阿南大将 )



 この史料館のコンセプトは
心静かに国を想い、心震わし先人に学ぶ
そして陸自・郷土部隊へ旅立つ



 あまりに広い敷地の中、史料館への道も帰りの入り口へ戻る道もあやふや・・
受付口や許可証返却場所もわからずいろんな建物をウロウロしるときに出会った幹部生徒さんたち、皆さん素敵な笑顔としっかりとしたお顔。そして動くときは小走り!?
 素晴らしい人たちとのすれ違いも素敵な体験となりました。

 

                          
今こうしてる時間でも日本を守ってくださってる方たちがいます。 クリスマスもお正月も無く、私たちの日常の平和と笑顔の為に休みなく頑張ってくださってる方たちがいます。
 私たちはそういう多くの方に守られて今の生活があるって事を普段から忘れてはいけないのでしょう。

 自衛隊の皆様に Roseは心からの敬意を捧げたいと思います。





・・・ご無沙汰しております。
放置状態から数か月、その間もRoseのもとへ足を運んでくださったお友達の方々。そして今回初めて目を通してくださった方には心からの感謝の気持ちをちたえさせていただきます。
 本当にありがとうございました!

ちょっと身辺の多忙が続いております。
その為、今回コメント欄を閉じさせていただきました。
まだまだ心身ともに成長しきってない、悩みばかりで空回り中ですが、 皆様の暖かいお気持ちとともに一歩一歩前に進ませていただいてます。
 初めての方は勿論、今まで迷惑ばっかりかけてきたお友達の方達。これからもこのRoseにアドバイス・ご指導とともに仲良くしていただけたら光栄です。
 
ここまで読んでいただきありがとうございました!
 by Rose ・・・