香と祓い | º.*愛と癒しの妖精の森*.ºノーム工房

º.*愛と癒しの妖精の森*.ºノーム工房

妖精ちゃん制作販売のノーム工房のブログです☆フェアリーマジックをお楽しみくださいませ☆*・。

こんばんは!
ノーム工房 工房長のまひなです。


昨夜は今日旅立ちのドラゴンのために、
工房妖精の魔法使いが
ホワイトセージを焚いておりました。

ちょっと湿気っていたのか、何度か火をつけなおしては
ムムムな表情をしていた魔法使い

煙いし、この匂いも好きじゃないけど、
これもドラゴンのため、、、
ネイティブ・アメリカン式浄化方法は
匂いと煙のふたつに意味があるので
仕方ないのですが、
もうもうと煙が立ち込める室内にいると、
自分が虫になったような
少々惨めな気持ちになります。
(-.-)


ちなみに妖精ちゃんたちが
旅を終えて最初の浄化には
日本の香が最強だと思い、
妖精ちゃんの旅立ちボックスには
塗香を同梱しています。


妖精ちゃんに触れる前に
まずは主さまご自身の手の祓いをして、
旅に疲れた妖精ちゃんに
香りでねぎらって貰っているのです。


香りの祓いは心のセンスが映し出される
と言われるので
実は工房には数種類用意していまして、
その中から
毎回どの塗香を同梱させるかに悩み、
主さまがどんな反応をされるか
楽しみにしております。
が、
基本的にスルーされています。
……ちーん。
(-.-)
だから
ごくごくたまに「あの香り好きでした!」と
到着の連絡メールに書いてあると、
ひそかにガッツポーズをしています。


香と祓いの関係は、
飽くまで仏教を中心とした
東洋で育まれていったようで、
キリスト圏の香には祓いや
魔除けの効果はないらしいですね。
教会で乳香を焚くのは
また別の意味があるのだとか。
だから原料となる植物は同じでも
アロマや香水には
祓いの効果はないんですって。


私自身は
そういう精神論が理由じゃなくて、
成分を抽出したものと
原料そのまま使用する違いが
化学成分的に違いをもたらすのだと
思っています。
つまりは祓いに特化した
成分があるはずなのだけど、
それを化学的に抽出したら
たちまち効果を失うという
ジレンマもあるということですね。


日本に香の文化が芽生えたのは
仏教伝来の頃で、
その頃から不浄は香を嫌うとされ、
仏や死者への供物とされてきました。


子どもの頃に読んだ
源氏物語の六条三息所の生霊が
香で祓われるシーンは、
あまりに真に迫る記述に
ドキドキした記憶があります。
祓われるのなら、
生霊っていうのは穢れなんでしょうかね?


香は通常
焚いて空間を清めたり、
香り袋や塗香を身につけて使用しますが、
「道」にまで発展した
日本の香へのリスペクトは
他の国にはない独自の文化ですよね。


サッと場の雰囲気が変わったり、
その匂いに心が静まったり、
ほっと息がつけたりするので、
お仏壇用以外にお香を常備しているご家庭も
日本には沢山あるように思います。


使用原料の違いだけでなく、
線香だけでなく、コーン型やマッチ型、
ペーパー型など形状も色々あるし、
香炉も素敵なデザインが沢山あるので
お香屋さんを覗くだけでもワクワクします。


お香の効果は気のせいではなく、
実際に祓いと心を癒す効果が
あるそうですよ。


香を嗅ぐことで、
脳内にはβエンドルフィンが出て、
脳波はα波を描くのですって。


日本に生まれて良かった。
ありがたやありがたや。
(^人^)♥️
ハッピーな今を!