クリニックの最後の患者さんは50歳の中華系女性でした。最初はどうしてクリニックに来院したのか、要領を得ませんでしたが、段々と話して行くうちにたくさんの病気や問題を抱えていることが判明しました。彼女は2年前にてんかんの手術をしたばかりです。

 

 

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マレーシア政府認定のウェルネス・メディカル気功。そのウェルネス・メディカル気功の気功師(ジンジャン政府複合病院傘下の保健省認定ホリスティックセンターで気功施術者として勤務)でもあり、プライベートでも病気や怪我や身体の不調、メンタルヒーリングなどの対面式、遠隔施術の両方を行うRoseのブログです。

 

 

そればかりではなくて、

 

四角オレンジ子宮筋腫のために子宮と卵巣の全摘手術を5か月前に受けた。

 

四角オレンジ胆嚢にポリープあり。

 

四角オレンジ両胸に腫瘤が点在するので要観察。

 

四角オレンジばね指が両方の手に数か所あり。

 

四角オレンジてんかんの発作が起こった場所は左の側頭葉なのに、

左側の腕や胴体に問題がある。

 

 

と、たくさんの問題を抱えています。

 

 

彼女の病歴や検査結果を聞いて、

 

身体を調べて行くうちに、

 

感情面を掃除しないといけないと思い、

 

できるだけ感情面を掃除しました。

 

掃除して行くうちに、今度は

 

ある考えが沸き起こりました。

 

「この患者さんは、母親とうまく行っていない」、と。

 

普通なら、初診の患者さんにそういうプライベートな

 

質問はしません。

 

ところが、英語があまり上手じゃない患者さんに、

 

最後に残っていた同僚のPKに通訳してもらうことにしました。

 

「つかぬことをお伺いしますが、

 

左腕や胴体の麻痺、

 

生殖器系の全摘出、

 

両乳房の腫瘤、

 

てんかんは左側と、

 

問題がありますが、実際のところ、

 

母親と何か問題がありませんでしたか?」

 

と、質問したら、PKが

 

「そんな質問したら、失礼だよ」というような

 

顔で私を一瞬見ました。

 

かまわず、PKに質問してと尋ねてみたら…

 

「そんなことはなく、ごく普通ですよ。

 

どうしてそんな質問をするのですか?」

 

と、案の定、否定されてしまいました。

 

ということで、そこで終わり...

 

丸ブルー丸ブルー丸ブルー丸ブルー

 

 

 

そして施術が終わりかけたときに、

 

彼女の方から、話しかけられました。

 

「先ほどのことですが、実は私は

 

母親に対して大きなわだかまりがあって、

 

それによって苦しんで来たのです。

 

今まで、姉妹や友人にそのことを

 

話しても誰も何事もなかったように

 

その話題になると避けられて私は苦しんで来たのです。

 

それが、先生に初対面でいきなり、

 

図星のことを尋ねられたので、動揺してしまいました。

 

実は...」

 

と、聞かされたのは...

 

 

てんかんが酷くて、手術したかったのに

 

ずっと母親に反対されて手術が出来ず、48歳になって

 

やっと手術したけれど、後遺症があって苦しんでいること。

 

母親とは昔から問題があったこと。

 

もっと早くに手術出来ていたら、

 

おそらく今の彼女のようにたくさんの問題がなかったかもしれない、と。

 

やはりこの患者さんは、心に大きなストレスと

 

解き放たれていない感情があったのでした。

 

静かに泣く彼女にティッシュを渡しました。

 

PKに後から、

 

「なんで、あんな質問したのかと冷や冷やしたよ。

 

でも、実はあれが彼女の癒しの突破口になったね。

 

感情が解き放たれないと、身体は決して癒されないから。

 

病気には理由があるからね。

 

おそらく彼女は、Roseの質問が必要だったんだよ。

 

自分で認めたくないことを認めるのは勇気がいる。

 

それにしても、よくその質問をしようと思ったね!」

 

と、言われて苦笑い。

 

もちろん、普通は私もいきなり初診で

 

そんなことは言わないし、質問しません。

 

ただ、直観で、患者さんはこれが必要だとひらめいたのです。

 

彼女の胸のしこりが多い部分も

 

当てた(ただその部分がピリピリしたので分かったのですよ)

 

ので、その患者さんは私を信頼してくれたのかもしれません。

 

感情(ストレス)が原因での病気の場合、

 

それを認識して初めて、問題解決の糸口になります。

 

実は、大人の病気の70~80%は、

 

エネルギー体の乱れか、感情によるストレスが

 

原因で起こります。

 

この患者さんの感情を質問する前にすべて

 

処理してしまったので、おそらく認識するのも

 

難しくなく行えたのだと思います。

 

彼女は、「母親を許せない」

 

と、吐露しましたが、おそらく

 

次第にそれも出来るようになるはずです。

 

身体を治すお手伝いばかりではなく、

 

心も治すことが出来なければ、

 

また病気が再発します。

 

それを認識してもらうのが、施術者の役目だと思っています。

 

 

痛むことがあったら、観察しなさい。

 

人生は何かをあなたに

 

教えようとしているのだから。

 

 

病気をずっと背負っている必要はないのです。

 

ただ、たまにそれは人生のレッスンだから、

 

自分が認識するまで、【痛み】が

 

何かを教えようとしているのかもしれません。

 

だから、病気が去らないのかもしれません。

 

反対にこの患者さんのように、

 

いろいろと湧き上がって来ることもあります。

 

 

今日は帰りに近くのショッピングセンターで、

 

ひとりコーヒータイム。

 

私はあまりコーヒーを飲みませんが、

 

たまに息抜きに。

 

今日はアイスクリームと一緒に。

 

 

今日は満月。

 

他のことでも、いろんなことが解決した日でした。

 

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